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柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

貿易

2010-05-21 08:04:52 | Weblog
ロンドン五輪のマスコット着ぐるみが紹介されてますが、おお?なんと悪趣味な。が第一印象でした。イギリス人はああいうのをかわいいと思うのかしら?でした。文化文明の違いは、国民の趣味も風俗も変えますから、俺達はこれでいいんだと言われればそれまでですが(日本のふんどし、ちょんまげ、相撲なんかは向こうさんから見れば奇異そのものでしょうから)、あのデザインは worldwide には思えませんねぇ。どこかの国で(忘れました)テディーベア風の小熊のマスコットにパンツはかせてなかっただけで大叩きされてた例があったですよね。あの一つ目小僧、カメラの目を表しているんですって。ううむ。日本人にはひとつ目小僧、鬼太郎のオヤジにしか見えません。こりゃ叩かれましょうね、すでに不評が当地で出ているらしいですが。
 再び三たび口蹄疫の話です。ワクチンは20万頭分現地に届いてるらしいです。おお、農相が啖呵切っただけのことはありますわい(でもそんなに備えてあってこんなに早く調達できるんならもっと早くに使えよ、ではありますね。いささかの藪蛇)。でもちゃんとオチがります、どういう順番に射つか、そのための人員をどう配置するかが決まってない、判断したり注射する獣医が足りない、畜産農家の合意が採れてない、の理由で足踏みですって。ったく。時間との勝負なんでしょうに、どうしてそんな手続きに拘りますかね。町長が補償問題でも噛みついてるそうです、一頭当たり一律60万円の殺処分奨励金(何たる命名・・)では呑めないと。たった今、NHKの情報番組でワクチンを何故やらないかの理由を、見るからに机上の専門家らしき東大教授が得々と話してます、口蹄疫の鎮静宣言には国際機関の評価がいるのだが、ワクチンを使ってしまうとその決定までに使わない場合の2倍以上の時間がかかり、口蹄疫ビールスの撲滅が証明できなくなる(ここはよくわかりませんが)、つまり今までは日本にはいないとされていたビールスによる汚染を公表することになり、それは今後の食肉流通に多大な影響を与えるからだそうです。ワクチンは最後の最後の手段なのだが、それを政府はやろうとしている、とこの専門家は「そんなことやっちゃだめなのに」という顔と含みで喋ってます。ああ、そうなの。まさに駕籠に乗る人担ぐ人そのまた草鞋を作る人です。子豚が可哀想・・じゃないんです。宮崎牛のブランドの危機、というのは種牛がいなくなるといううことじゃなくて、売れなくなるということなんです。狂牛病騒動でアメリカからの安い肉を輸入しませんね(今はしてるんですか?)、安全を第一に考えてのことです政府の言う理由は。口蹄疫で汚染されてイギリスやらヨーロッパの国からの輸入もきっと止めたんでしょうね。今度は同じことをやられるというわけです。他国からの食肉輸入制限の理由がなくなるというわけです。あらら、政治問題ですよ。人間様のインフルエンザワクチン騒動(流行がやんでから大量に流通して、大余りです)と同じ、タイミングがどうしてこうも悪いですかね。そう言いたかったんですが、それより貿易問題なのでした。さてさて。
 
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牛刀

2010-05-20 07:57:15 | Weblog
宮崎の口蹄疫大感染禍、やっと国が動き出しました。補償と感染鎮静への手だてを打ち出しました。結果からみれば、初動時であってもこれだけの大蔓延状態であっても感染個体を殺処分するしかないわけですね。ワクチンを今日から射つって言ってますが、これはその感染個体を助けるという意味ではなくて、まず射っておいて他への感染力を低めておいてその後殺すという手順だそうです。ワクチンはまだ感染の広がってない地域、熊本鹿児島大分の隣県の牛や豚にこそ施行されるべきものです。でもきっとやりませんね、それこそ金がないって理由で。いえ、対応が遅いという誹りを投げつけるは簡単なんです。農相や東知事が気色ばむのもわからぬではないのです。でもこれだけ被害が大きくなっているんですから相応の低姿勢は必要です。これは命令する立場にいる者の大事な役割です。被害甚大な川南町のことを言うのに官房長官は「かわみなみ」と読めなかったそうですし、農相は「チマチマしたことやらずにババッとやる」なんて言い方してました。マスコミの恣意の(前後の脈絡を除いた)切り取りとはわかっていますが、それでもこういう言い方が聞いている者を怒らせる、いやな気分にさせるという感覚のない無神経さがいけません。チマチマしたこと?今までの宮崎県の対応を非難しているように聞こえますね。これだけの牛や豚が殺されてきているのにチマチマだと?という憤慨が湧きますね、当然です。現場の畜産農家の人達にはさぞやのお怒りでしょう。いつもそうです、こういう大惨事が起こると遡って遡って犯人探し、アラ探しが始まります。そしてどの新聞もTVも皆こぞって正義の味方になって大上段です。初動が悪い。どんな事態でも不都合が起こるには相当の理由があるはずです、かなりの確率で「初動」とやらに原因を探し出すことができるのでしょう。今回のように、まさか口蹄疫とは思わなかったという獣医の言葉に象徴されること、まさかこんな大事になるとは・・という結果的に言えば(あくまで結果論です、当時にわかっているなら誰が診てもわかっていたはずですからね)「勝手な勘違い」と斬って捨てられます。でもそれでは問題は解決しない、また同じことがきっと繰り返される。ではどうすればいいか。答えは一つです。こういう感染に対して、これだけ科学の発達した、医学の進んだ現代においても結局一番原始的な乱暴な殺処分しか有効な手がないという事態と同じレベルで、単純な下痢症状(今回の初めの患牛の症状はこうだったそうです)であっても、もっといえば感染症を疑われる症状に対しては全ての例にウイルス検査をすることです。人間様に置き換えましょうか、下痢したらコレラかもしれない、熱が出たらのどが痛かったらインフルエンザかもしれない、だからそういう人全てに大仰なウイルス検査をするということです。つまり疑わしいから詳しい検査をするというレベルではなく、とにかく重大な感染症ではないことを証明する、その否定のために全例検査するという考え方です。学者はきっと鼻で笑います。臨床家(実地の医者獣医)たちも反対しましょう、無駄だからです。外ればかりになるからです。金も労力も無駄だからです(ワクチン会社、製薬会社は大儲けですが)。でも、何十年に一度あるかないかの惨事に備える、本気で備えるには感染時の全頭殺処分と同じくらいの乱暴さが必要なんじゃないですか。疑わしきは全てウイルス検査する。後でこれだけ叩くマスコミも少しは考えればいい。こういう馬鹿馬鹿しさを中国四千年の知恵は、鶏を割くにいずくんぞ牛刀を用いん、と諭してきました。ゼロを求めると極端に向かって走るしかなくなります。しかし異様な「清潔指向」は中庸を許しません。さて国はどうしますか。結局これも原始的な、金がない、でチョンでしょうけれど。
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燎原

2010-05-19 08:11:08 | Weblog
宮崎の口蹄疫、大変です。何年か前の流行の時は七百何十頭の処分で済んだのが、今回は十一万頭以上だそうです。殺処分しなければならぬのに、埋める場所と人手がないとかで、殺さなければならぬのに農家は餌をやる続けているんですって。ああこれは想像するだけで可哀想な状況です。その中には子牛も子豚も含まれているんです。TVには勢いよく母豚のおっぱいにむしゃぶりついてる子豚の映像がありましたが、母豚はなんだかしんどそうにしてる、この親子もやがて殺されるということを暗示します。これは辛いことですね、畜産農家の心情やいかに。外野は無責任に可哀想だと言ってればいいんですが、マスコミが説明してくれているように当事者さん達にはこの可哀想(精神的打撃)に加えて経済的損失も莫大なわけです(後先が逆ですか)。無実の我が子を殺す思い。子牛は我が子と同じ。手塩にかけた子牛を75頭も殺処分した畜産農家の言葉を日経のコラムは採り上げます。種付けから出産、育児(育牛)まで全てに手をかける農家にとれば思い入れも相当であろうことは十分にわかります。私たちが子犬や子猫を思う気持の数倍するものでしょう。それを無体にも殺してしまわねばならぬ事態。ううむ。しかも殺さねばならぬとわかっているものたちに餌をやる続けるという異常。吐きだされた心境に十分同情します。おそらく本来の目的で場に送る時の心境とは全く違うものなんでしょうね。畜産農家としてのプロとしての割り切りがそこにはあるのでしょうね。本来の目的とそれ以外の理由によるものに対する気持ちの処理の仕方が違うんでしょう。人の気持ちの湧き方の深さを教えられる気がします。そしてマスコミの勝手さ。これにも呆れるばかりです。東知事が怒るのもむべなるかなです。TVは例によって面白がって、知事が記者会見の場で血相変えて噛みついている場面しか切り取りませんが、もっとやり方があったんじゃないのか、初動が不十分だったんじゃないのか、今後はどうするのか、なんて後出しじゃんけんでは勝てるに決まってるんです。集団暴力です。一番初めに診た獣医師の責任にしようとしたり、5月の連休にこんなに大変になってるのに赤松農相は中南米に外遊してたなんて報道です、この人は筋金入りの親労働組合、親朝鮮の左翼さんです、庶民の味方じゃないの?。今からワクチンの検討するとやら、専門家を派遣するとやら、紙面見ていると確かに後手後手。遅い!っつうの。燎原の火と表現するコラムもありました。こういうのをまさにこの譬えで表すのでしょう。新型インフルエンザの時に有名になったPCR検査を初めからしておけば分かったのに・・なんて論になっていきそうです。ここはしかし十分に検討すべきです。道具や機器、検査用具がちゃんとあるのに使わないことで惨事を招いたとなれば、そこの考え方を変えねばなりますまい。そう思います。
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不及

2010-05-18 08:04:58 | Weblog
皇太子を紹介するのにどこかの国のメディアは、心を病む妻と不登校の娘を持つ人と形容したそうです。おお、不敬なこと。でも、そのまま当たってもいます。次代の天皇様をつかまえて何たる言い草!という反論があって然るべきとも思うのですが、確かにプライベートに亘る事項ですからそういう非難はあるかもしれませんが、嘘事でもないわけです。そこのところ民草もわかっていて、そこまで言わずともとは思いこそすれ、その通りよねでもあるわけです。皇太子さんも悩ましいところでしょうね、なんて今更下々が忖度せずとも長年妃殿下問題で批判に晒されてきて今度は娘が不登校(こう書くと皇室問題ではなくなってしまう感じになって不思議ですが)、どうして?の御心境、思い遣り奉るには余りあることではあります。お気の毒に。こうなんでしょうね、正しい感想は。
 東京奠都の詔の草稿が広島から出てきたという記事です。正式に奠都(遷都)しました、東京を都と定めますとの詔勅は出てないんだそうです。そう言えば少し前に(政権変わって大臣になって勢いよかった時期に)、亀井大臣が天皇陛下に畏れ多くも京都への遷都を勧めたなんてこと放言して失笑買ってましたね、あの時TVが谷垣さんにインタビューして彼が、京都へお戻りになるのは歓迎する、京都の人間はそれを待っている、あの時(奠都の際)天皇様はすぐ帰ってくると出て行かれたのだから、というようなこと言ってました。もちろんそういう不遜なコメントに対して非難した前か後でしたが。こうなんですね、百年経ってもこういう言い方が残るところ面白いですね。天皇さまは東京皇居におられるものです、都は東京です、誰もが認めてます、でも一旦こういう話になるとそれぞれに昔を引っ張り出してあれこれ言う。この面白さ。こういうその土地土地の意地みたいな話に歴史を知る端緒が開かれるんです。もともと平安京以来天皇さまは京都の御所にお住まいであったわけですね。皇居は元は江戸城だったのですから。この類のものには、会津と長州の確執(会津市と萩市です)とか、毛利家は関ヶ原の戦いで豊臣側につき徳川家から今で言う山口県だけに封ぜられたのでしたが、ここの歴代の殿様は毎年の初め、家臣からいつ徳川を討ちましょうかという質問を受け、もうしばらく待てと答えるのが決まりだったという話があります。意地でしょう?こういうことを知るよすがになるのですね、面白いことだと思うのです。これが歴史ですわね。その土地土地に生きる面白さです。
 先日不思議の国のアリス、3Dで見てきました。こういうSFは苦手なのですが、この映画は面白かったです。筋の面白さなんでしょうか、もちろんCGのうまさもあるのですが。でも3D画面にはそれほど感じ入りませんでした。あんなに浮き立たせることないだろうに、と思うことが多かったです。人の目に見える何倍かに誇張されてますから、ワーッと思ううちはいいのでしょうが、やがて、そんなには見えぬだろうが・・とツッコミ入れながら見てしまってました。でもあの眼鏡外すと乱視(私乱視が入ってますからよくわかるんですが)か複視かというくらいにものがダブってしまって暈いそうになるし。特撮なんて括ると怒られるんでしょうが、たしかに昔のゴジラやウルトラマン当時の特撮ではこれほど見入ることはなかったでしょうし、この違いは歴然ですが、でも過ぎたるは及ばざるがごとしと思いましたね。皆様はいかがでしたか。
 
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思惑

2010-05-17 08:17:39 | Weblog
産経新聞に全面広告です、5月17日は高血圧の日なんだそうです。こんなのが本当に多くて何の有難味もないのですが、国際高血圧協会が定めた高血圧デーだと説明してあります。よくある語呂合わせではないようです。文章には、日本には高血圧患者は4000万人いて、そのうち治療しているのは800万人だとあって、早く治療しなさい、さもなくばえらいことになりますよという宣伝です。どこが出しているかと言えばやはり(当然)製薬会社です。日本高血圧協会(学会ではないところがミソですか)が協力してますと権威づけてます。こうやって血圧の高い人が病人にされて行くのです。4000万人ですって「病人」が。人口の3分の1が病気ですか。そんな基準の方がおかしいとどうして思わないんですかね。血圧の基準値(正常値なんて言葉を換えて素人さんを不安に落してるんですが)はどうやって決められていくか。心筋梗塞や脳梗塞になった人の値を基にしています。たとえば130、ここを境にするとこれより高い人(の群、正確には)と低い人(の群)ではこれらの病気の発症数に差が出たから、ここを病気の境にしましょう、なんですね。それでいいじゃない、ですか。いえ、130以上の人全員病気になったんじゃないんですよ。たとえば脳梗塞の発症率はどれくらいと思いますか。人口1000人あたり男は5人、女は4人というデータがあります。その中には血圧の高い人も低い人も混じってます。5人とも、4人ともが130以上の血圧だったらまぁそうかいなと思いもしますが、それがたとえば1:4とかの実数的に微々たる差であれば(もちろん総人口は一億を超えるのですから全国では男五万人なんて数字になるのでしょうが)なんだかなぁという、釈然としない気持ちが残ります。そういう数学的な処理によってえられた「危険性」であり、そこから引き出された「病気」(高血圧患者)であるわけです。血圧の高低と身長の高低と、個人差という考え方からどれだけの違いがあるのか、そういう説明を読んだことがありません。つまり血圧の個人差について、180が危険な人とそうでない人がいるでしょうに、そこの検索なり研究なりが(もちろんわざとやらないんですが)為されてないのです。血圧の高いことは病気じゃないと私は思います。こういう宣伝は、健康や予防を騙る思惑や恣意が見えていやなことです。
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配剤

2010-05-16 17:26:33 | Weblog
先の普天間基地問題で徳之島だけでなく沖縄本島でも抗議集会がありましたね。徳之島が一万五千でしたか、で、沖縄本島で九万人と当局発表されました。へぇさすがに本当は違うねと思ったものでしたが、例によって週刊新潮の検証が載ってます、航空写真で数えてみると15000人くらいだったそうです。おいおい。以前にも何かの反対集会の実数の捏造を新潮がすっぱ抜いてましたが、こんなことなんですね。
 徳之島の推進派の人達と官房長官が会って、基地移転を進めてくれとお願いしたそうです。彼らとすればこっち側の「民意」を集めていくしかないわけですが、こうやると住民を二分してしまう、抗争の中に放り込んでしまうわけですね。基地のある町ではどの地もこの憂き目にあう。当県の基地の町岩国でもそうでした。先のリベラル市長が住民投票に訴えました、厚木から艦載機の移転を容認するか否かの。投票率が半分(でしたか)に届かなければこの投票自体が無効になるとかで、艦載機移転推進派は投票棄権を訴えて回るという策に出ました。結局投票は無効にならず、圧倒的差で反対派の勝利でした。でもその後すぐに市長選挙があったとかで結局この結果自体が効力を発揮しなかったというおそまつではありましたが。でもこうやって町が割れます。喧嘩になります。補助金、地域振興費につられての泥仕合になります。この絵柄は米軍基地問題に限りません。当地上関の原発建設問題でも同じことです。反対派を切り崩すのは金です。推進派をそのまま黙らせておくのも金です。寄付金なんていう名目で中国電力は町に大金を落とします。平気です。そして行政も平気で受け取ります。過疎の町にお定まりの大きなハコモノが出現します。地域振興です。一時的に地元の土建業を潤しますが、過疎はもちろん変わらず、すぐに維持費が滞ります。そのパターンです。国策と大見え切るならそれなりに百年の大計なり国益なりを住民に示すべきです。この情報のあふれる時代に、何を隠せましょうや。やはり手順を間違えました。順序が違いました。ここでちゃんと謝して一に戻れるか否かも、宰相の度量ですがね。
 自民党参院のドン、青木さんが病気引退だそうです。渡辺ジュニアやら河野ジュニアらに目の敵にされた御仁でしたが、さりとてまだ御歳75歳とか。見た目より若いんじゃないのという感じです。小泉さんとぶつかって、昔の自民党手法を守れなかった人ですが、やはり旧態の権化のような人ではありました。分かりやすい政治をやってた人です、野中さん達と。小泉改革はこういう政治と闘ったものでもあったのですが(自民党をぶっつぶす)、成果はこれだけだったという評価が大きいですか。でも、懐刀だった竹中平蔵、今この人は未だに孤軍奮闘して小泉改革の正しさを主張し続けますが、この人のTVでの発言やあちこちでの論文読むに、未だ道途中だから成果が出ないだけだという論もあながち虚勢ではないのかとも思わせます。文芸春秋の一文をご一読ください。河野太郎も小泉改革をやり遂げることが、小さい政府にすることが回復への道だと書いてます。いずれにせよ老兵は去らねばならぬのでしょう。民主党には国を任せられないことがわかりましたけれど、もう年寄り達の時代ではなくなっています。象徴的に消えていくべき人なのでしょう。天の配剤です。まさに時代の転換点なのでしょう。そう思います。
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無名

2010-05-15 08:16:21 | Weblog
何故か朝日新聞にだけ、バレリーナの、Shall we dance? の草刈民代の写真集の全面広告です。ヌード写真が全面です。こりゃすごい。さすが幻冬舎、というところですか。でも当人もよく承知したですね、こりゃ批判が出ますよ。こんなもの(ヌード写真)見たくない者もいるし、子供の目にも否応なく飛び込むんです、そういう批判です。全国紙の朝刊にいかがなものか、という批判です。宣伝ですからね、これだけ目を引き感情湧かせれば目的は達せられたのでしょうが(広告代の元は取れた?)、でもびっくりします。裸体が美しいとか写真がきれいとかいう形式的な評価の前に、おいおい、ええんかいな、です。そしてどうして朝日なんだ?朝日だけなのは何故?こう思わせるのも宣伝効果なんでしょうが、思い切ったことやるなぁという感想です。いかがですか?綺麗が先ですか、それとも。
 同じ朝日の天声人語、コラム子は名より作品を語り継いで欲しいと願うのが言葉の巨人だと定義して、広く長く口ずさまれた末に「これ誰だっけ」と言われる幸せを目指したいと言います。例に、鉄腕アトムの主題歌の歌詞、大概の人が普通に口ずさめるけれどこれが詩人の谷川俊太郎の作とは知らないことを挙げて、責任論を突き抜けて、有名を超える無名、その高みを目ざしたい、と書きます。ううむ、確かにコラム子は自らを名乗っていませんから、その意味では「無名」なんでしょうが、でもこれだけイデオロギー色の強い文章を書きながら、責任論を突き抜けるとはよくも言うたりです。責任論を突き抜けるとは責任を棚に上げることとは違います。有名を超える無名、というのは理解できます。でも天声人語に書き続ける以上、「有名」の枠からは抜けられぬことでしょう。コラム子さんの願望は理解しますが、あなたのお立場で「無色」には決してなれませぬ。そう思ったことです。
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権利

2010-05-14 08:13:31 | Weblog
徳之島の官房長官町議会談の詳細が伝えられます。官房長官が仲介を依頼したのは、反対三町長のなかで一人今後も話し合わねばならぬと道をあける発言している徳之島町の町長だったそうで、その人が仲介しての町議ならばやはり推進派ですかね。猛反対している他の二人の町長には頼まなかったんでしょうか。してもダメですからね、それはわかっているんですがでも頼むのなら三人に同じようにせねばなりません。この二人の町長のコメントも載ってますが、こっちには相談なしだという憤慨調ではないようですので、一応頼みはしたのでしょうか。何とか取りつく島を・・という作戦です、あの手この手でいいのですが、くどいですが正面突破も同時進行で続けねばなりません。反対町長の説得です。何度も足を運び何度も話す。これです。こっちを放っておいて他の手だてを進めると、相手を硬化させるだけです。なんて、私ごときが言わずとも参謀達がちゃんとやってましょうが、一つ気になったのはこのそれほど移転案に反対でもない町長の弁です、町長も町議も町民の知る権利を奪ってはならないと。ああ、出た出た。困った時の権利様。反対意見があれば賛成意見もあることは誰もが分かってます。町民に隠してはならぬことは裏工作でしょう。裏取引でしょう。議会民主主義下に政治がおこなわれている以上、隠してはならぬはあなた方の行動です。知る権利なんて言う前にあなた方「住民の付託を受けた人」が嘘を言わぬこと、隠さぬことでしょう。いえ、もう一歩踏み込めば、本当の国益から逆算して逆算して今どうするべきかを決定するあなた方の才能です。隠されてもいい方向に正しい方向に到達するならそれがあなた方の仕事なんですからいいわけです。何でもかんでも晒せばいいのではないです。政治家がこういう権利を口にする時は危ない時じゃないんでしょうかね。自分の仕事(政策決定)を住民意識(民意)になすりつけようとしていることですから。違いますか。
 政治家のトホホもう一件。民主党の小沢ガールズ、三宅雪子議員、何ちゃら委員会で、議長席に詰め寄って、もみくちゃになって押し倒されて怪我して、次の日には車椅子の松葉杖のの大仰、おまけにその場でさらにこけて見せて。おいおい、膝打っただけでなんたる大袈裟。で、民主党は叫びます、女性に対する暴力行為は言語道断!って。何~に言ってるの。怪我がいやならノコノコ出ていきなさんなということですわね。大勢が議長席に詰め寄ってる所に自分が出て行って、勝手にこけて。そりゃ押されたんでしょうよ、でもそんなことは想定内のことです。こんなときだけに、女性に対する暴力行為なんて声高に。そりょあなた方の嫌がる男女差別じゃないの?ったく、不細工な話。こんなときだけ、か弱き女ですか。芝居にもほどがあること。一年生の仕事なんでしょう?乱闘は。
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横着

2010-05-13 08:16:26 | Weblog
平野官房長官が沖縄に行って徳之島の町議五人に会ったという報道です。TVに流れるコメントでは民意を確かめたかったそうです。ううむ、どうですかねぇ。三町長がわざわざに首相に会ってあれだけきちんと反対表明している、そしてその場で何度も民意民意と繰り返していたのに今更どんな民意が欲しかったんですかね。町長さん方を馬鹿にした話ですわね。そしてこの選ばれた五人の町議、どういう顔ぶれだったんですかね。新聞には公表されません。わざわざ反対派に会う必要もないわけで、ということは推進派、民主党寄りの、味方に会ったんでしょうかね。となれば余計に反発煽りますね。こういう時は愚直に正面突破を繰り返すばかりでしょう、何度も何度も沖縄に行く、何度も何度も会う、何度も何度も頭を下げる。人と人との交渉事です、早道なんてありません。顔つき合わせて罵声浴びながらも食い下がる。これでしょうにね。そういう気がないんですね。おぼっちゃんというのか、団体交渉慣れの組合体質というか。労働組合は文句を言いたい放題言って、企業側からお願いされて妥協していればよかったんですからね、平野さんはこういう立場になったことないんでしょう。いわば横着ですわ。町長の一人も民意民意と叫ぶ、官房長官も「民意様」を第一に考えている様子。凡庸な政治屋達が二言目には叫んでいる議会民主主義の本質とはいちいち民意に立ち返ることではないでしょうに。ったく、どちらもどちらですか。
 東京ー新青森間の新幹線の呼称が「はやぶさ」に決まったそうです。なんでも公募した結果は北陸東北の特急の象徴でもあった「はつかり」が一番多かったそうですが、はやぶさのほうが速いイメージだという理由だったそうです。はつかりという名も久しぶりに聞きました。新幹線以前の東海道本線の花形特急だった「こだま」のボンネット型の顔を少し丸くしたような独特の顔をしていた先頭車両でした。なるほど東日本走るなら「はつかり」もいい命名だと思いましたが、はやぶさです。はやぶさと言えば、東京ー西鹿児島を結ぶ寝台特急で長く人気のあった代物、九州入ってから鹿児島本線通るのがこれ、日豊本線(大分、宮崎側)を走り西鹿児島に行くのが「富士」、特に長距離を走るこの二本は人気があったんじゃなかったですか。私も少年の頃一時今で言う鉄ちゃんでして、時刻表見ては溜息ついて、寝台特急見に行ったりした者です、特に柳井駅に「富士」だけが停車したので非常に思い入れが強いのでした。その「はやぶさ」が思わぬところで復活です。複雑な思いではあります。こっちを走っていたのに・・という妬け気分が混ざってます。不思議な気分です。
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決着

2010-05-12 08:15:00 | Weblog
民主党のタレント候補乱立に対して産経抄と天声人語が強く噛みついてます。天声人語も今朝は正論の大上段です。谷亮子がいけませんでしたね。岡崎友紀(昨日は有紀と表記しました、たぶんこっちでしたよね、間違えてましたらごめんなさい)辺りで抑えておけばこんなに火がつかなかったでしょうけれど、谷亮子並みをもってこないとマスコミも食いつかない、そこはしたたかな選挙屋の計算でしたが。そして彼女がきっちりやってくれたわけです。これだけ話題になれば、非難する者が多くなりますがそうなればなるほどそうでない人たちも増える、結局票は増える、という経験則なんでしょう。政治をなめるな!今そんな票獲り合戦やってる場合じゃないだろう?という憤りにすり替わっていきますが、でも票獲らなければ参院選勝てないのです。一点集中、正邪論善悪論よりあなたの一票。政治論よりまず一票。このリアリズム。私は非難する側ですが、あなたはいかがですか。過去を学べば、タレント議員は多く誕生しています。この真実です。
 コンクリートから人へ。民主党のキャッチフレーズです、いかにも鳩山さん達が好きそうな惹句ですが、セメント業界から表現を変えろと苦情が出ているんだそうです。なるほどね、そうでしょうね。駕籠に乗る人、担ぐ人、そのまた草鞋を作る人、です。隙間産業なんて言い方がありますが、世の中にはきっと隙間なんてないんです。新しいことなんてないんです。きっと昔誰かが言ったりやったりしてるんです。上下左右どこ向いても誰かが居る。真実のように聞こえることでもそれに反して生きてる人たちが必ずいる。所詮は人の考えることは自分の今までの人生に照らし合わせたこと、経験したことにした依拠できぬのです。知らぬことだらけの中で生きているのです。矢はどこから飛んでくるかわからないのです。そう認識することが必要なんでしょう。
 普天間問題5月決着ができなくなりそうです。そして待っていたかのように予定調和です、間違ったこと決められるよりもっと時間かける方がうんといいという福島瑞穂さんの言に代表される先送り許容論です。もちろん鳩山さんだけが血相変えて叫んでいた「公約」でしたからね、この人の首引き換えに取り下げれば済むことではあります。閣僚たちが声を合わせます、5月にこだわる必要はないと。なるほどね。そういうことね。選挙屋さんの思惑や如何に。首相の退陣の時期は?選挙が何より大事なんですから。鳩山さんじゃないんですから。まさにあからさま。いいのかなぁそれで。いかがですか。
 
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