ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

ProWein 2018 report-2

2018-03-20 06:42:00 | ワイン&酒
ProWein はドイツのデュッセルドルフで開催されていますので、ドイツのワインも当然ながら各地から出展しています。



Wines of Germanyのブースを訪れた際に旧知のマニュエラさんがいたので挨拶すると、今年の企画コーナーを紹介してくれました。

中身も外見もイケてる最もクールなドイツワイン "Germany’s Coolest Wines"を品種ごとに20本選んだというのです。

さらに、ドイツと海外でネットのコンテストを行ない、8500以上の投票が集まった結果、次の3本が最もクールなドイツワイントップ3として選出されました。

1位

Das Riesling-Kartell 2015 Riesling trocken (Mosel)

酸とフルーツのバランスがいい感じに取れた、飲んで心地よい、おいしいリースリングワインでした。
価格も10ユーロ以下。これは買いたい!

若いワインメーカー達が、自分たちならではの卓越したスタイルのワインを造って行こう、と結成されたチームだそうです。



ちょうど記念撮影の場に居合わせたので、便乗してパチリ。


2位

2016 That’s Neiss Cuvée trocken Weingut Neiss (Pfalz)

ワイナリー名のNeiss (ナイス)とniceを掛けています。
ブドウ品種はシャルドネ。

シャルドネらしい味わいで、厚みがあり、シャルドネ好きな人には、これこれ!という期待に応えてくれるワインだと思います。

そういえば、このワイナリーは以前に訪問しています。


3位

2015 Lemberger trocken Weingut Bihlmayer / Weinschwestern (Wurttemberg)

ようやく赤ワインが登場です。
フルーツが豊かで、 果肉感のある柔らかな味わいが楽しめました。よくできているミディアムボディです。
ドイツの赤ワインというと、シュペートブルグンダーを想像する人が多いかも知れませんが、ヴュルテンベルクのレンベルガーも忘れてはいけないブドウ品種です。

造っているのは4人姉妹。
1位のDas Riesling-Kartellといい、複数メンバーで造るワインがトップ3に2つも入っているのが面白いですね。

ドイツでは、何人かが集まってグループを作るのがけっこう見られるように思います。
「3人集まれば文殊の知恵」ということわざがありますが、それも成功の鍵のひとつかも知れません。




トップ3ワインはどれもこなれた価格です。
これは嬉しい


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする