【質問】
米ドルで 5ドル以下、5~10ドル、10ドル以上の価格帯のワインの販売量で、
1)世界トータルで見た場合、どの価格帯が最も売れたでしょうか?
2)日本市場では、どの価格帯が最も売れたでしょうか?
ワイン&スピリッツの世界最大級の国際展示会である「Vinexpo」は、ワイン&スピリッツの世界的な消費、生産、取引調査の結果と今後5年間の予測を9年連続で発表しています。
ちょうど先日、今年の6月にボルドーで開催される「Vinexpo」について記者会見があり、同時に、上記の調査結果の発表も行われました。
調査結果の中で面白いと思ったのが、この価格帯別の販売量実績でした。
【答え】
1)5ドル以下が71%、5~10ドルが21%、10ドル~が7%少々 (2009年)
2)5ドル以下が20.5%、5~10ドルが48.5%、10ドル~が31% (2010年)
世界的には最も安い価格帯のワインがよく売れていますが、
日本では中間の価格帯のものが5割近くを占め、高価格帯も多くなっています。
しかし、5年後の予想を見ると、
世界的にはほぼ同じ比率のまま全ての価格帯で販売量が増加するのですが、
日本では中間の価格帯のワイン販売量が大幅に減少するだろう(-12.30%)と予測されています。
安い5ドル以下と高価格帯は、それぞれ+15.64%、+14.90%と増加の見込み。
よって、販売量の比率も、下から23%、42%、34%と予想されています。
日本では、より安いワイン、または、ちょっとお値段の張るワインの販売が伸びてくる ということになりますが、この構図はまさに消費の二極化。
安く買えるのは嬉しいですが、より安いワインを提供するため、価格競争に走ってしまうと健全なワイン文化は育っていかないですよね。
ワインを愛する人にとって、実に悩ましく&気になるワイン価格の行方です。
米ドルで 5ドル以下、5~10ドル、10ドル以上の価格帯のワインの販売量で、
1)世界トータルで見た場合、どの価格帯が最も売れたでしょうか?
2)日本市場では、どの価格帯が最も売れたでしょうか?
ワイン&スピリッツの世界最大級の国際展示会である「Vinexpo」は、ワイン&スピリッツの世界的な消費、生産、取引調査の結果と今後5年間の予測を9年連続で発表しています。
ちょうど先日、今年の6月にボルドーで開催される「Vinexpo」について記者会見があり、同時に、上記の調査結果の発表も行われました。
調査結果の中で面白いと思ったのが、この価格帯別の販売量実績でした。
【答え】
1)5ドル以下が71%、5~10ドルが21%、10ドル~が7%少々 (2009年)
2)5ドル以下が20.5%、5~10ドルが48.5%、10ドル~が31% (2010年)
世界的には最も安い価格帯のワインがよく売れていますが、
日本では中間の価格帯のものが5割近くを占め、高価格帯も多くなっています。
しかし、5年後の予想を見ると、
世界的にはほぼ同じ比率のまま全ての価格帯で販売量が増加するのですが、
日本では中間の価格帯のワイン販売量が大幅に減少するだろう(-12.30%)と予測されています。
安い5ドル以下と高価格帯は、それぞれ+15.64%、+14.90%と増加の見込み。
よって、販売量の比率も、下から23%、42%、34%と予想されています。
日本では、より安いワイン、または、ちょっとお値段の張るワインの販売が伸びてくる ということになりますが、この構図はまさに消費の二極化。
安く買えるのは嬉しいですが、より安いワインを提供するため、価格競争に走ってしまうと健全なワイン文化は育っていかないですよね。
ワインを愛する人にとって、実に悩ましく&気になるワイン価格の行方です。