ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

モンブランは和栗が主流?

2011-02-12 21:18:00 | 甘いもん
先日誕生日を迎えた地元の友人のお祝いをするため、地元でちょっと評判というイタリアンのランチを予約しておいたのに、肝心の友人が胃腸炎でダウンしてしまいました。

店には予約変更をしましたが、もうひとり一緒に行く友人がお出かけしたそうだったので、じゃあ、ケーキでも食べに行ってみる?と、店内にイートインカフェがあるパティスリーに出かけてきました。



住宅街の中にあるオシャレでカワイイケーキ屋さんのウインドウケースにはイチゴを使ったケーキが多く並び、スウィーツの季節はもう春



イチゴを使ったケーキにも惹かれたのですが、やはりここは大好きなモンブランをチョイス。
(上の写真は友人がチョイスした「イチゴのパルフェ」)



和栗のモンブラン

モンブランは和栗とカボチャの2種類がありましたが、まずは定番の栗でしょう。



下のスポンジの間にも刻んだ栗が挟まれています

ペーストは栗の味がしっかりしていましたが、濃厚というよりも、さらりエレガントなスタイル。
見た目はボリュームがありますが、ペロリと完食です(笑)



それにしても 和栗」を使うモンブラン が増えてきましたよね。
しかも、商品名にそれをしっかり付けて出しています。

やはり、「和栗」は消費者へのアピールポイントが高いでしょうか?

有名店のモンブランを見ると、

パティスリー タダシ・ヤナギ 「和栗のモンブラン」(熊本県産)
パティスリー キハチ 「和栗のモンブラン」(熊本県産)
シェ・シーマ 「和栗のモンブラン」(熊本県産)
ラ・プレシューズ 「和栗のモンブラン」(兵庫県産)
グラマシー ニューヨーク 「愛媛県産和栗のモンブラン」(愛媛県産)
資生堂パーラー 「美濃栗モンブラン」(岐阜県産)

といった感じで、「和」「日本産」をアピールしています。

「和栗」と付けなくても、高野本店 「モンブラン」は熊本県産の栗を使用。

こうして見ると、「熊本県産」が多いなと驚きます。

ユニークなのが、アンテノールの「栗きんとんのモンブラン」(宮崎県産)
わざわざ「栗きんとん」と名付けているのが面白いですね(笑)



もはや モンブランは「和栗」でないとダメ?

かというと、
モンサンクレール、ピエール・エルメ、パティスリー カー・ヴァンソンはフランス産の栗を使っているし、イタリアのピエモンテ産やスペイン産の栗を使う超有名店もあります。

また、年によって違う産地の栗を使う店もありますので、モンブランの世界では、世界各国の栗に出会えます。



ヨーロッパグリ(西洋栗)はマロングラッセにも使われ、果肉が茶色で実が柔らかいのが特徴です。

ニホングリ(和栗)は果肉が黄色で、香りが良くてさっぱりした味わいになります。

その時の気分次第で、あれこれ違う栗のモンブランを楽しみたいですね。

でも、モンブランの季節は秋から冬。
春には終了となる店がほとんどなので、急がねば!です(笑)


コメント (2)
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