![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/07/079b5691f5ec0b3bcd5418ac4c98bda8.jpg)
善光寺 1990 マンズワイン小諸ワイナリー
「善光寺」は長野県の有名なお寺の名前ですが、
実は、ブドウ品種にも「善光寺」という名前のものがあります。
1970年代前半、当時のマンズワイン社長が長野市内で見つけたブドウを調べたところ、欧州の醸造用ブドウと同じ起源のカスピーカ亜系ヴィティス・ヴィニフェラ種とわかりました。
絶滅に近い品種であったため、マンズワインの千曲川流域に開かれた畑で栽培が始められたのですが、なかなか聞かない品種ですよね?
写真を見ると、どうやら、山梨の「甲州種」と似たような、
灰色に近い薄ーい紫色の皮のブドウのようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/01/488ce13f2a3f0b570aed0b11296fb945.jpg)
長野県産 善光寺種100%使用
ということで、白ワインで、やや甘口につくられています。
アルミニウムを思わせるようなミネラルの風味があり、酸はややゆるめながら、1990年とは思えない若々しさがあります。
ドイツやオーストリアの白ワイン的な雰囲気がありますが、このワインの方が輪郭がゆるめ。
甘みの程度はそれほど強くないので、甘めの和食と合わせると良さそうでしょうか。
善光寺種のワインを運よく見つけたら、試してみるのも面白いかもしれません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_en1.gif)