拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

美女の門下も美女ばかり(将来の美女を含む)

2021-05-10 07:25:36 | 音楽
某美女の門下生の発表会は、緊急必要の会であるから、たとえ県境が封鎖されていても、冷戦時代に東ベルリンから西ベルリンに脱出したドイツ人よろしくかけつけたことだろう。某美女のお弟子さんたちは、コロナ禍でもリモートでレッスンを続けたその成果の発表である。実現できて、どれほど今後の糧になったことか。ワタクシにとっても、某美女の美声を久々に聴けて(某美女は、舞台上の設営を一手に引き受け、前半は伴奏のピアノを弾き、後半はお弟子さんたちと重唱を歌われた)、門下の中のお友達美女達の歌も聴けたことが嬉しかったが、まったく存じ上げないその他の門下の方々の歌やピアノを聴けたことがたいそう楽しかった。全体からして楽しく、ハートウォーミングな世界であった。某美女のお人柄であろう。徹底した感染対策のため舞台上でも全員がマスク着用で演奏しにくかったろうが、みなさんが熱演であった。それにしても、某美女の門下も美女ばかりである(美女には将来の美女を含む。一人だけ、将来の美男がいた。ネクタイを締めていた。私がネクタイを初めてしたのは、たしか就職先生の企業回りのときである)。以下、いくつかピックアップして個別の感想を。ピアノでスケーターズワルツを弾いた子がいた。私が、子供の頃、最初に弾けるようになったソロ曲がこれである。だから懐かしかった。テンポが動いていたが、これとて、速くなるところはスケートがよく滑ってるんだなー、遅くなるところはそろそろ止まるんだなとか思えて一興であった。子犬のワルツを弾いた子がいた。普段聴かないようなゆっくりなテンポだったが、これこそワルツだと思った。踊れると思った。この曲も昔弾いていたので、あらためて弾きたくなった。私のお友達である弟子美女のお一人の歌は某会でいつも聴かせていただいている。相変わらず可憐で、詩の意味にとってもこだわってらした。先だっては、ワタクシはこの方と「ホフマンの舟歌」でご一緒したのだが、その「舟歌」をもう一人のお友達美女と歌っておられた。もう一人のお友達美女は、男装の麗人風で妖艶だった。いろんな意味でジェラシーがくすぶった(Witz)。最高に楽しかったのは、某美女と可憐弟子美女の「手紙の二重唱」(モーツァルトのフィガロの結婚)。扇子をゆらゆらさせながら手紙の内容を口述する某美女演じる伯爵夫人と、それを律儀に文に起こす可憐弟子美女演じるスザンナの演技がとっても可笑しかった。声をあげて笑いたいところだったが時節柄自重した。某美女と男装の麗人美女の「猫の二重唱」も芝居っけたっぷりだった。いやー、みなさん演技派である。最後に、某美女のソロで締めくくるという絵に描いたような素敵なコンサートであった。あっという間の2時間。幸せ感満載。そして、家に帰って録画を見ると、NHKマイルカップの馬券もしっかり当たっていた(ソングラインを入れておいたのがよかった)。免疫ぞぞ上がりの一日であった。