8月8日
立ち寄ってくださって、ありがとうございます。
ドストエフスキー「白痴」(河出文庫)第2部、読みました。
(「白痴2」には第3部前半まで入っています)。
とてもいい翻訳。よくわかるし、ていねいに言葉が選んであると思います。
とくにエリザヴェータ夫人(エパンチン将軍夫人)のしゃべりの訳語が見事で、いきいきしています。これまでも、ひときわ目立つ個性的なキャラだということは、いやというほど感じられましたが、今回ほどしっくりくる話し言葉は初めてです。
読んでいると、なぜかいつも彼女のことを「太った女」とイメージしてしまうのですが、作者の設定では「とてもやせている」らしい。やせていておしゃべりだとヒステリーのように感じられますが(マルメラードフの奥さんのように)、エリザヴェータ夫人はまったくヒステリックではありません。今回も読んでいる間、ずっと太った女のイメージしかわいてきませんでした。
カバーのナスターシャの絵もいいですね。ちょっとカルメンぽいし、日本人顔だけど。きれいなカバーだと思います。先週も書きましたが、まだ読んだことがない方は、ぜひ読んでみてください。
生活がいそがしく、「白痴」の読書以外、私的にはなにもできない一週間でした。
☆
では、また来週。
立ち寄ってくださって、ありがとうございます。
ドストエフスキー「白痴」(河出文庫)第2部、読みました。
(「白痴2」には第3部前半まで入っています)。
とてもいい翻訳。よくわかるし、ていねいに言葉が選んであると思います。
とくにエリザヴェータ夫人(エパンチン将軍夫人)のしゃべりの訳語が見事で、いきいきしています。これまでも、ひときわ目立つ個性的なキャラだということは、いやというほど感じられましたが、今回ほどしっくりくる話し言葉は初めてです。
読んでいると、なぜかいつも彼女のことを「太った女」とイメージしてしまうのですが、作者の設定では「とてもやせている」らしい。やせていておしゃべりだとヒステリーのように感じられますが(マルメラードフの奥さんのように)、エリザヴェータ夫人はまったくヒステリックではありません。今回も読んでいる間、ずっと太った女のイメージしかわいてきませんでした。
カバーのナスターシャの絵もいいですね。ちょっとカルメンぽいし、日本人顔だけど。きれいなカバーだと思います。先週も書きましたが、まだ読んだことがない方は、ぜひ読んでみてください。
生活がいそがしく、「白痴」の読書以外、私的にはなにもできない一週間でした。
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