10月25日
立ち寄ってくださって、ありがとうございます。
「聊斎志異」3巻、読了しました。
まだあと3冊読める。うれしい。ただひたすら、うれしい。
☆
文春新書から中島敦の評伝のようなものが出ていたのでなんとなく買ってみましたが、途中で読むのをやめました。筆者の文章は達者で、「記事」としては完璧な作品だと思いますが、そうであればあるほど、中島敦はただの「材料」におとしめられ、筆者の着眼点の鋭さ(と本人が思っているに違いない)や、頭の良さを効果的に見せつけるための引き立て役、つまり「才能ある筆者によって解明しつくされた芸術家の肖像」になっていく。さすが東京大学卒の先生だけあって、小林秀雄そっくりのインチキが上手いこと。私が中島敦をちゃんと理解できているかどうかは怪しくても、少なくとも、こんな作物を書いて偉そうに大学で教えているような人に解明しつくされる程度の作家であろうはずがないのに。まあ、買わなければよかったのですが・・・・・・。
☆
バーナード・マラマッドの短編集「喋る馬」、読みはじめました。やっぱり「天使レヴィーン」を真っ先に読みましたが。
解説によると、マラマッドのデビュー作は、アメリカ大リーグと聖杯伝説をからませた長編小説なのだそうで、とても興味がわきました(どんな話なのでしょうか)。いつか読んでみたいと思います。
☆
では、また来週。
立ち寄ってくださって、ありがとうございます。
「聊斎志異」3巻、読了しました。
まだあと3冊読める。うれしい。ただひたすら、うれしい。
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文春新書から中島敦の評伝のようなものが出ていたのでなんとなく買ってみましたが、途中で読むのをやめました。筆者の文章は達者で、「記事」としては完璧な作品だと思いますが、そうであればあるほど、中島敦はただの「材料」におとしめられ、筆者の着眼点の鋭さ(と本人が思っているに違いない)や、頭の良さを効果的に見せつけるための引き立て役、つまり「才能ある筆者によって解明しつくされた芸術家の肖像」になっていく。さすが東京大学卒の先生だけあって、小林秀雄そっくりのインチキが上手いこと。私が中島敦をちゃんと理解できているかどうかは怪しくても、少なくとも、こんな作物を書いて偉そうに大学で教えているような人に解明しつくされる程度の作家であろうはずがないのに。まあ、買わなければよかったのですが・・・・・・。
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バーナード・マラマッドの短編集「喋る馬」、読みはじめました。やっぱり「天使レヴィーン」を真っ先に読みましたが。
解説によると、マラマッドのデビュー作は、アメリカ大リーグと聖杯伝説をからませた長編小説なのだそうで、とても興味がわきました(どんな話なのでしょうか)。いつか読んでみたいと思います。
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では、また来週。