麻里布栄の生活と意見

小説『風景をまきとる人』の作者・麻里布栄の生活と意見、加えて短編小説。

生活と意見 (第450回)

2014-09-27 05:13:47 | Weblog
9月27日

あるテーマで中3(つまり私の人生のピークの年)の一日のことを書こうとしてメモを取り始めたら、それ自体がおもしろくなってメモが増え続けています。やがてはその年の自分をすべて思い出せるのではないかという気がしています。そうならもう作品になどする必要はなく、自分で楽しめばいいのでしょうが、不思議なことにやはり作品にする努力をしたほうがより自分の中にはっきりと世界の雰囲気が刻まれる(「風景をまきとる人」を書いてそれを学びました)。そこに逃げ込んで死ぬまで出てこなくていいように別世界をゆっくり作っていこうと思います。
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生活と意見 (第449回)

2014-09-20 12:35:58 | Weblog
9月20日

新訳文庫の「老人と海」を読み始めましたが、福田恆存訳よりいいとはとても思えません。「いま生きている言葉」云々の前に、二人の訳者の文学者としての教養と人間としての経験・思考の深さが比較にならないからだと思います。これはいらないと思います。
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生活と意見 (第448回)

2014-09-13 16:46:58 | Weblog
9月13日

「カクテル・ウェイトレス」読了。続けてケイン作品を読みたくてたまらないですが、どうやら簡単に手に入る本はないようです。とても残念です。

唐突ですが、この10日間、プルーストが自分の時間を生きながらにして止めてしまったときの心情を、これまで以上にリアルに想像する機会を得ました。
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生活と意見 (第447回)

2014-09-06 16:13:04 | Weblog
9月6日

「カクテル・ウェイトレス」、前半読みました。「郵便配達~」「殺人保険」と共通するケインのビートを感じます。ここからどこに連れていかれるのか、とても楽しみです。
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