7月25日
2回目のワクチン接種。いまのところ、体温は上がるどころか下がっています。ただ、なぜか耳鳴りがすごい。うるさくてしょうがないです。これが年寄りの副反応なのでしょう。
岩波文庫「楚辞」の「離騒」を読みました。自分で驚くほど感動しました。ここには、杜甫の声も聞こえるし、ダンテやウエルギリウスの声も聞こえる。なぜこんな昔の詩がいまでも残っているのか、一読わかりました。やはり、本当の芸術には永遠の命がある。そう思います。
横目で見ているだけですが、岩波文庫では近年「文選」の新訳も出ていて、中国文学もなおざりにしていないという姿勢を見せてくれています。さすがというしかなく、今回、新訳「楚辞」に触れて、その意義を深く感じました。しかし、ここまで来たら、何にもまして「詩経」の決定的な新訳が必要でしょう。素人ながらいろいろ勉強しても、なかなか決定訳に出会えない最重要詩集。ボケる前にぜひ、出してほしいものです。
ほかには先週、山頭火の句集を開いたら目に入った、この句。
なんぼう考へてもおんなじことの落ち葉ふみあるく
いいですね。すごく。
2回目のワクチン接種。いまのところ、体温は上がるどころか下がっています。ただ、なぜか耳鳴りがすごい。うるさくてしょうがないです。これが年寄りの副反応なのでしょう。
岩波文庫「楚辞」の「離騒」を読みました。自分で驚くほど感動しました。ここには、杜甫の声も聞こえるし、ダンテやウエルギリウスの声も聞こえる。なぜこんな昔の詩がいまでも残っているのか、一読わかりました。やはり、本当の芸術には永遠の命がある。そう思います。
横目で見ているだけですが、岩波文庫では近年「文選」の新訳も出ていて、中国文学もなおざりにしていないという姿勢を見せてくれています。さすがというしかなく、今回、新訳「楚辞」に触れて、その意義を深く感じました。しかし、ここまで来たら、何にもまして「詩経」の決定的な新訳が必要でしょう。素人ながらいろいろ勉強しても、なかなか決定訳に出会えない最重要詩集。ボケる前にぜひ、出してほしいものです。
ほかには先週、山頭火の句集を開いたら目に入った、この句。
なんぼう考へてもおんなじことの落ち葉ふみあるく
いいですね。すごく。