麻里布栄の生活と意見

小説『風景をまきとる人』の作者・麻里布栄の生活と意見、加えて短編小説。

生活と意見 (第368回)

2013-02-23 21:09:54 | Weblog
2月23日

 なんとなく講談社学術文庫の「怪談・奇談」(小泉八雲)を買ったら、とてもいい翻訳で、全編すっと読めました。奥付を見ると、21年間で31刷にもなっています。さすがに本当にいいものは売れますね。

どうにも憂うつで、他に何もできません。
では。

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生活と意見 (第367回)

2013-02-15 23:52:52 | Weblog
2月16日


河出文庫の「白痴」の訳者による「死の家の記録」が新訳文庫から出ました。とてもいいです。

「満韓ところどころ」「思い出す事など」を読みました。ちくま文庫全集でいえば、あとは10巻目を残すのみ。「夢十夜」や「私の個人主義」などは単独で何度も読んでいるのでそれほどかからないかも。生きているうちになんとか、芥川龍之介も漱石も作品だけはいけそうですね。漱石は思った以上にすごい人だとようやくわかりました。それでも一番は「猫」だと思います。いつまでも新しい。また「坑夫」も本当にいいですね。「虞美人草」も。初期のほうが好きかもしれません。「明暗」は、ところどころ好きな何ページかがあり(作品としては苦手ですが)忘れられません。志賀直哉、芥川龍之介、漱石と読むと、一番作品の印象が薄いのは芥川龍之介ですね。「歯車」「河童」「トロッコ」「戯作三昧」以外、読み返したいものがあまりない。未完の「路上」「邪宗門」が印象に残っています。たぶん、芥川龍之介ファンになるかならないかの大きな分かれ目は「地獄変」だと思うのですが、私はこの作品がどうしてもダメです。変態的官能以外なにも感じない。すっきりしたところがぜんぜんない。そうだ。「西方の人」が好きですね。もう、何回か読みました。

なんのまとまりもないけど。
では。
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生活と意見 (第366回)

2013-02-09 22:16:51 | Weblog
2月9日


「風景をまきとる人」の公開ファイルに間違いを見つけて直しました。


☆ダウンロード案内

●「風景をまきとる人」PDFファイル

http://yahoo.jp/PTdL-R

●「風景をまきとる人」EPUBファイル

http://yahoo.jp/7Mbb_V

●「画用紙の夜・絵本 増補版」PDFファイル

http://yahoo.jp/up1PUk


読み方などについては、2012年10月21日、11月3日、11月10日のブログを見てください。

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生活と意見 (第365回)

2013-02-04 01:18:05 | Weblog
2月4日

 岩波版で「花咲く乙女たちのかげに」を前半の半分くらい読みました。細部がわかっていいですが、やはり訳文としては井上訳のほうがいいと思います。ちくま文庫版が絶版になったので、白水社のカフカコレクションみたいな感じでどこからか新しく出してほしいですね。志賀直哉全集のように新書で頑丈につくってあったら、少し高くてもほしいです。

今回で365回。一年間はこのブログを書くために毎日パソコンに向かったことになります。成果はとぼしかったけれど。

では。
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