麻里布栄の生活と意見

小説『風景をまきとる人』の作者・麻里布栄の生活と意見、加えて短編小説。

生活と意見 (第841回)

2024-04-20 20:14:19 | Weblog
4月20日

万葉集十五巻に、なんと「周防国玖珂郡の麻里布の浦を行きし時に作りし歌八首」がありました。「大船にかし振り立てて浜清き麻里布の浦に宿りかせまし」他三首には、「麻里布」という地名がそのまま詠み込まれています。うれしい。「岩国山」の出てくる歌は初めのほうにありましたが、まさか「麻里布」が詠われているとは。天皇の命令で新羅に派遣された人たちがここを通ったときに詠んだ歌だそう。これもはずみになり、なんとか今回は最後まで読めるかも。もちろん、完読の手前でくたばっても、文句はありませんが。
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