麻里布栄の生活と意見

小説『風景をまきとる人』の作者・麻里布栄の生活と意見、加えて短編小説。

予告

2006-01-31 22:10:18 | Weblog
 少し考えました。
 ランダムに短編を載せていっても、ごちゃごちゃすると思います。
 そこで、毎週土曜の夜に、ブログを更新させていただくことにします。

 その内容は、
 ①ごあいさつ。数行。何か報告することがあれば書きます。
 ②長編小説「風景をまきとる人」の本文を少しずつ。
 ③短編ひとつ。

 のような感じになると思います。
 土曜の夜にぜひ立ち寄ってみてください。
 あらためてよろしくお願いします。

                               麻里布栄
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初めまして

2006-01-28 09:54:30 | Weblog
 みなさん、初めまして。
 麻里布栄です。「まりふ・さかえ」と読みます。
 自費出版の小説作品を一冊だけ持つ作家です。
 作品のタイトルは『風景をまきとる人』で、彩図社という版元から出ております。

 ブログを立ち上げようと思ったのは、先日下北沢の『ヴィレッジヴァンガード』に、約七ヶ月ぶりに立ち寄ったことがきっかけです。
 『風景をまきとる人』を昨年の五月に出版したあと、私は書店の店頭に本を置いてもらうために都内の本屋さんを営業して歩きました。
 だいたいどこの書店さんも取り寄せて置いてくれるのは三冊から五冊。
 それでも、もちろん、無名の作家の飛び込み営業、大変ありがたかったわけですが、『ヴィレッジヴァンガード下北沢店』では、なんと三十冊取り寄せて置いてくださったのです。店長の即断で。
 舞いあがるほどうれしく、入荷されて初めの一週間は毎日行って売れ行きを見ていました。しかし、結果は一週間でゼロ冊。それ以上見ていられなくなった私は臆病にも、七ヵ月後の先週になるまで、足を向ける勇気がなかったのです。
 ところが、用があって小田急線に乗り込んだ日曜日、ふと気になって、下北沢で降りました。
 すでに七ヶ月。すべて返本になっていてもおかしくない時期です。私は緊張しながら、にぎやかな店の中に入り、若い人たちの間をくぐりぬけ、自分の本が置いてあった場所に向かいました。
 驚いたことに、私の本はまだそこに置いてあり、しかも、残り十一冊になっていたのです。
 店長に聞くと「返本はしていない」とのこと。
 ということは、このお店だけで二十人の人が、私の本を買ってくれたことになる……。
 ほかの書店さんでの売り上げも少しはわかったところがあって、どうやら全部で四十人くらいの人が、私の本の最初の読者になってくれたようなのです。
 
 その四十人の人が、「もう少しこのバカのことを知りたい」と思ったときに、進んでもらえるページを作ろうと思ったのが、このブログを始めようと考えたきっかけなのです。
 もちろん、これから『風景をまきとる人』を読んでみようと思う人が現れるように、とも祈っています。

 よろしくお願いします。


とりあえず、何作か短編をアップしてみます。すべて、とても若いころに書いたものです。よろしければご賞味ください。

『風景をまきとる人』(彩図社刊)の紹介URLはこちら。
http://www.saiz.co.jp/search/cgi-bin/bookisbn.cgi?isbn=4-88392-478-5
 
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