10月27日
「サラムボー」、おもしろいです。これも、いちおうジャンル的には歴史小説ということになるのでしょうが、少なくとも日本の歴史小説の概念にはまったく当てはまらない作品。「聖アントワヌの誘惑」(こちらは戯曲的小説)もそうですが。やっぱり、フローベールはいいですね。「ブヴァールとペキュシェ」が近所の本屋にもあったので見てみたら、すでに2刷。実際流行っているみたいです。
先週は、べつに自分を卑下して書いたわけではありません。師匠や元同僚がプロとして作品を書いた、その動機が、私が書くのとはまったく違うところにある。それが当時よくわかって、自分には彼らのような才能はないと思い知らされたということです。それは、身近なお二人だけでなく、ノーベル賞受賞作になるかもしれない、あの「ノルウェイの森」を、出たころ読み、10年後に読み、そのまた10年後に読んだけど、極端にいうと、いまだになにが書いてあるのかよくわからない。それが私なので。――自分は自分の基準で最大限の努力をする。至極当たり前のこと。それしかないと思っています。
「サラムボー」、おもしろいです。これも、いちおうジャンル的には歴史小説ということになるのでしょうが、少なくとも日本の歴史小説の概念にはまったく当てはまらない作品。「聖アントワヌの誘惑」(こちらは戯曲的小説)もそうですが。やっぱり、フローベールはいいですね。「ブヴァールとペキュシェ」が近所の本屋にもあったので見てみたら、すでに2刷。実際流行っているみたいです。
先週は、べつに自分を卑下して書いたわけではありません。師匠や元同僚がプロとして作品を書いた、その動機が、私が書くのとはまったく違うところにある。それが当時よくわかって、自分には彼らのような才能はないと思い知らされたということです。それは、身近なお二人だけでなく、ノーベル賞受賞作になるかもしれない、あの「ノルウェイの森」を、出たころ読み、10年後に読み、そのまた10年後に読んだけど、極端にいうと、いまだになにが書いてあるのかよくわからない。それが私なので。――自分は自分の基準で最大限の努力をする。至極当たり前のこと。それしかないと思っています。