9月25日
約一カ月休みがとれませんでした。空いた時間は、「ジャン・クリストフ」(縮約版全2巻・約1000ページ/旺文社文庫)を時々全訳で補いながら読み継ぎました。とてもよかったです。とくに前半のいくつかの恋愛話はリアルで、ロマン・ロランは見かけほどカタブツではないんだな、と(当然のことですが)思いました。後半は正直、クリストフが動く銅像のように感じられて、発言にリアリティを感じられないところもありました。が、ものを作ろうと悩む姿は全編を通じてつねにリアルで、作者の呼吸のリズムが感じとれるようでした。
約一カ月休みがとれませんでした。空いた時間は、「ジャン・クリストフ」(縮約版全2巻・約1000ページ/旺文社文庫)を時々全訳で補いながら読み継ぎました。とてもよかったです。とくに前半のいくつかの恋愛話はリアルで、ロマン・ロランは見かけほどカタブツではないんだな、と(当然のことですが)思いました。後半は正直、クリストフが動く銅像のように感じられて、発言にリアリティを感じられないところもありました。が、ものを作ろうと悩む姿は全編を通じてつねにリアルで、作者の呼吸のリズムが感じとれるようでした。