麻里布栄の生活と意見

小説『風景をまきとる人』の作者・麻里布栄の生活と意見、加えて短編小説。

生活と意見 (第338回)

2012-07-28 22:11:34 | Weblog
7月28日

ちくま文庫「芥川龍之介全集3」読了。
未読作品がもっとも多かった巻。「路上」、いいですね。「尾生の信」もとてもいいと思いました。これまで芥川龍之介にもっていたイメージは偏っていた、と思いました。

生活費を稼ぐ仕事で、しばらく読書ができなくなると思います。いちおう、電車のなかで、この全集だけは読もうと思いますが。

では、また来週。
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生活と意見 (第337回)

2012-07-22 04:11:49 | Weblog
7月22日


ちくま文庫の芥川龍之介全集1~2巻読了。
両方とも出てすぐ86年に買ったもの。読了までに26年もかかりました。
先日、もっていなかった4~5巻と、7~8巻を買いそろえました。ここまできたら、全部読むつもり。この全集は、全集と銘打っていても小説以外は少ししか入っていないようですね。でも、研究者でもあるまいし、とりあえずこれで十分です。

柴田元幸訳「ナイン・ストーリーズ」が文庫になりました。まだの方は、ぜひ読んでみてください。

では、また来週。


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生活と意見 (第336回)

2012-07-15 00:13:58 | Weblog
7月14日


ようやく、芥川龍之介の新潮文庫収録の7冊を読み終わりました。
文学部に行こうかという人なら、普通、高校生のときにやっておく基本的な読書だとは思いますが、自分としては「やった!」という感じです(なお、ここに収録されていないもので読んでいるものもけっこうあります)。

と、同時に、やっぱり「戯作三昧」と「トロッコ」以外は、そんなに読み返さないかもしれないと思いました。

寝がけに、六興出版の一冊本「内田百短編全集」を開いたら、脱力して、とてもいい気持ちになりました。やっぱり、こんなほうが自分には向いているなあ、とあらためて思いました。

風邪はいちおう治ったようです。まだ緑の痰が出ていますが。

では、また来週。

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生活と意見 (第335回)

2012-07-07 18:49:51 | Weblog
7月7日


……九人一つ座敷にいる中で、片岡源五右衛門は、今し方厠へ立った。早水藤左衛門は、下の間へ話しに行って、未だにここへ帰らない。あとには、吉田忠左衛門、原総右衛門、間瀬久太夫、小野寺十内、堀部弥兵衛、間喜兵衛の六人が……

…いけね。覚えられないや。
と、ずっと挫折してきた「或日の大石内蔵之助」と、ほぼ同じ理由で挫折してきた「枯野抄」を読みました。ついでに「開化の良人」「雛」も読みました。

とてもおもしろかったです。
かなり読んできましたね。なんとか生きているうちには全部読めるかも。
「戯作三昧」なんてたぶん20回以上読んでいますが。

風邪がまだ治りません。
しかも、毎日鼻血が出るのですが、なぜ?

まあ、大したことではないですね。
明日死んでもすでに自然死の年齢です。

では、また来週。

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