麻里布栄の生活と意見

小説『風景をまきとる人』の作者・麻里布栄の生活と意見、加えて短編小説。

生活と意見 (第395回)

2013-08-31 17:35:45 | Weblog
8月31日


二カ月半前にとりかかった新しい創作(約160枚)に、なんとか「第一稿」と名付けられるところまできました。しかし、まだまだです。「風景をまきとる人」の第一稿は2002年の12月25日で、プリントアウトしたものをいまも持っています。そこからさらに手を加えて書きあげたのは2004年の3月、文庫本ができたのが2005年5月でした。改訂が終わったのは去年のこと。今回のものは短いのでそれほどはかからないと思いますが、これからまた生活のことも考えないといけなくなるので、いつ完成するかはわかりません。完成したときには、またそのことを書こうと思います。生きていれば。

では。
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生活と意見 (第394回)

2013-08-24 18:41:59 | Weblog
8月24日


「王子と乞食」読了。村岡花子訳なのでかなり古めかしい感じですが、傑作なのはよくわかりました。大久保博訳が早く文庫に入ってほしいです。「アダムとイヴの日記」は、学生時代から旺文社文庫で持っているのですが、初めて通読しました。これは、あまりいいと思いませんでした。

では。
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生活と意見 (第393回)

2013-08-17 07:54:04 | Weblog
8月17日


仕事の流れで何時間か話をしたり食事をしたりということは仕事の一部としてあることですよね。そのとき、相手が雇用主や先輩だった場合は、その人をいい気持ちにさせるようなこともいうでしょう。金のために。相手の人が、こちらが仕事をお願いしている人なら、気持ちよく、早く仕事を進めてもらうためにそういうことをいうでしょう。やはり金のためです。言葉で直接いわなくても親しげな態度で接することで同じ効果をあげようとすることもあるでしょう。しかし、だからといって私がその人と個人的に親しいのかといえば、それはまったく別のことでしょう。もちろん、仕事で知り合ったことをきっかけに、友人関係に発展することはあります。私の場合、その意思があるときは、仕事が全く絡んでいない日にその人と会うことで一歩を踏み出します。その意思がないときは、そういう誘いがあっても断ります。だから一度でも仕事の絡んでいないときにそうしたことがある場合は「あいつのことはよく知っている」といわれても、まったく不服はありません。ですが、そうでない場合にそんなふうにいわれるのは非常に不愉快です。そんな不愉快なことがこれまで何度かありました。私は酒を飲まないので、社交上の飲み会にも行かないし、仕事で知り合った人で友人と呼べるのはたぶん8人しかいないはず(そのうち二人はご夫婦。一人は20年以上会っていない。また、他の一人とは私のせいで断たれていますが)。先日、そのうちの一人と話していて、意外にその区別がわかってもらえてないのに驚きました。何度も一緒に徹夜で仕事をしたことがあったとしても、それは個人的な親しさとはなんの関係もない。そんな、私にとっては当たり前のことが当たり前と思われていないのが不思議でした。当然だけど、まず、私は本当は仕事をしたくない。家が金持ちなら、ずっと遊んで暮らしたい。しかし、現実には私は金がない。だから仕事を求める。でもそこで会う人間は同志でも何でもない。金を得るためのシステムの一部です。これは以前にも書いたと思いますが、クラスマッチのときに「3年5組の名誉のために」とかいう人が私にはわかりません。なぜなら3年5組は教師が振り分けた区別であり、同志でもなんでもないから。同様に、愛社精神を持っている人なども理解できません。職場は、金(がほしい気持ち)が振り分けたクラスと同じで、同志でも何でもないからです。そこでの会話や見かけの人間関係はシステムの潤滑油というだけのこと。ただ、だからこそ、一度でも個人的なつながりを持ったことがある人に対しては、私は同志的感情を持っています。その、はっきりひいてある線を間違えないでもらいたいと思ったことでした。

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生活と意見 (第392回)

2013-08-10 12:03:13 | Weblog
8月10日


「アーサー王宮廷のヤンキー」読了。傑作。さらに「まぬけの(ノータリン)ウィルソンの悲劇」という中編が「中公世界の文学53」に野崎孝訳で収録されていることを知り、古本屋で630円で購入。これもすでに読みました。おもしろかったです。

では。
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生活と意見 (第391回)

2013-08-03 01:14:07 | Weblog
8月3日

「アーサー王宮廷のヤンキー」を400ページまで読みました。「ハック」のほうがもちろん傑作と思いますが、これもおもしろい。

「まったく、この世には全人類を縛り首にして、こんな茶番劇を終わらせたいと思う時があるものだ。」

では。
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