麻里布栄の生活と意見

小説『風景をまきとる人』の作者・麻里布栄の生活と意見、加えて短編小説。

生活と意見 (第842回)

2024-04-26 23:41:21 | Weblog
4月26日

ひさしぶりに風邪でダウンしています。

万葉集巻十六をもう少しで読み終わるところです。この巻はすごく特徴のある巻で、シュールともいえるギャグの歌があるかと思うと、さだまさしという人の、例の「海は死にますか。山は死にますか」のもとになった歌もあるといった感じでバラエティに富んでいます。この巻が終わると、あとはどうやら家持の歌日記のようなものになっていく、という噂ですがどうでしょう。まあでも、いろいろ書いてますが、感動的な歌もすごく多くて、やはりこれが言霊か、というふうにこんなぼんくらでも感じますね。最後まで到達できればいいですが。
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生活と意見 (第841回)

2024-04-20 20:14:19 | Weblog
4月20日

万葉集十五巻に、なんと「周防国玖珂郡の麻里布の浦を行きし時に作りし歌八首」がありました。「大船にかし振り立てて浜清き麻里布の浦に宿りかせまし」他三首には、「麻里布」という地名がそのまま詠み込まれています。うれしい。「岩国山」の出てくる歌は初めのほうにありましたが、まさか「麻里布」が詠われているとは。天皇の命令で新羅に派遣された人たちがここを通ったときに詠んだ歌だそう。これもはずみになり、なんとか今回は最後まで読めるかも。もちろん、完読の手前でくたばっても、文句はありませんが。
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生活と意見 (第840回)

2024-04-14 16:35:10 | Weblog
4月14日

ひさしぶりに「万葉集」に戻っています。いま、十五巻に入りました。ずっと十三巻でくすぶっていたのですが、以前購入したkindle版・口訳万葉集が、万葉集事典と相互リンクが張られていることに気づいてにわかに読み続ける意欲がわきました。しかし、やはり、誤植が多いので困っていたところ、岩波文庫の万葉集がkindleとして出たのを知り、これを購入。訳と注釈を利用しながら、口訳万葉集の紙の本を読むというスタイルがとれるようになり、はかどりました。

しかし、原稿を書くような時間はまったくとれません。「読む」のは30分でもできますが「書く」のは最低でも3時間は集中できないと無理だから。しかたありません。死ぬまでは生きるしかないので。しばらく新しいものをあげることはできないと思いますが、以前あげたものをときどき見てみてください。

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