12月29日
立ち寄ってくださって、ありがとうございます。
文庫版「少年探偵」シリーズ既刊全6冊読み終わりました(作戦完了という感じ)。
「大金塊」がもっともおもしろかったです。少年ものとして完璧だと思います。
「サーカスの怪人」は、おそらく、乱歩自身が書いたのではないと思います。再読するまで、いちばん印象が鮮明だったのは、ほかならぬこの作品だったのですが。たぶん、それを子どものころ、自分でマンガにしてみたことがあるからでしょう。また冒頭で出てくる団員の「ノロちゃん」という名前が、妙に今風(昭和40年代当時)で他の少年探偵団員とは違う印象があったからかもしれません。サーカスが好きだからというのもあるでしょうね(当然そういう趣味はフェデリコ・フェリーニ好きにつながっていくわけですが)。
地下道に迷い込んで出られなくなるというパターンは、トム・ソーヤーもそうだし、アンデルセンの「即興詩人」にも出てきます。子どもからすると(大人にしてもそうですが)もっともこわいパターンですよね。
☆
二見書房から「100分聖書」という本が出ました(買いました)。旧約から新約まで通して100分で読めるダイジェストのダイジェスト聖書。でも、とてもいいです。まったく聖書を読んだことがないという方はちょっとのぞいて見てみてください。
☆
よいお年を。
では、また来週。
立ち寄ってくださって、ありがとうございます。
文庫版「少年探偵」シリーズ既刊全6冊読み終わりました(作戦完了という感じ)。
「大金塊」がもっともおもしろかったです。少年ものとして完璧だと思います。
「サーカスの怪人」は、おそらく、乱歩自身が書いたのではないと思います。再読するまで、いちばん印象が鮮明だったのは、ほかならぬこの作品だったのですが。たぶん、それを子どものころ、自分でマンガにしてみたことがあるからでしょう。また冒頭で出てくる団員の「ノロちゃん」という名前が、妙に今風(昭和40年代当時)で他の少年探偵団員とは違う印象があったからかもしれません。サーカスが好きだからというのもあるでしょうね(当然そういう趣味はフェデリコ・フェリーニ好きにつながっていくわけですが)。
地下道に迷い込んで出られなくなるというパターンは、トム・ソーヤーもそうだし、アンデルセンの「即興詩人」にも出てきます。子どもからすると(大人にしてもそうですが)もっともこわいパターンですよね。
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二見書房から「100分聖書」という本が出ました(買いました)。旧約から新約まで通して100分で読めるダイジェストのダイジェスト聖書。でも、とてもいいです。まったく聖書を読んだことがないという方はちょっとのぞいて見てみてください。
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よいお年を。
では、また来週。