鈍想愚感

何にでも興味を持つ一介の市井人。40年間をサラリーマンとして過ごしてきた経験を元に身の回りの出来事を勝手気ままに切る

親の心知らずの極楽とんぼ

2006-07-20 | Weblog
 社会人野球のクラブチーム「茨城ゴールデンゴールズ」が解散することになった。同チーム率いるタレントの萩本欽一さんが表明したもので、きっかけはメンバーの漫才コンビ、極楽とんぼの山本圭一が遠征先の函館で17歳の少女に性的暴行を加えた事件が発覚したことにある。欽ちゃんにしてみれば、責任をとる形をとったものの、心に中は良かれと思ってしていることが踏みにじられた思いでいっぱいのことだろう。山本圭一の所属する吉本興業は専属契約を解除し、本人は芸能界から引退せざるを得ないだろう。それにしても前後を省みない淫行の罪は重い。
 「茨城ゴールデンゴールズ」は昨年1月に萩本欽一さんが「野球を面白くしよう」とのならいから結成され、元プロや若手選手が集まり、昨年は社会人クラブチームの全国大会でベスト8にまでなった。地元の村起こしにはそれなりに役立ち、全国各地で応援団が駆けつけるまでに成長したものの、本人にしてみれば当初考えていたインパクトを球界にもたらすまでには至らず、今後どうしていこうかな、と悩んでいたことと思う。
 そこへ思ってもいない淫行事件の発生で、なんとか持ちこたえていた思いがプッツリ切れてしまったのだ、と思う。一生懸命あyっているのに、参加しているメンバーがついでのことぐらいでしか、野球に取り組んでいなかった事実を突きつけられて、熱情がすかkり醒めてしまったのだろう。
 山本圭一は本当に極楽とんぼである。最近、警官、教師、聖職者など社会で模範を示さなければならない人が平気で淫行に手を染める。性的異常者が世の中に氾濫している。これも小泉のせい、と言いたくなるほどだ。誰かがいいことを言っていた。警官や教師が淫行するのでなく、淫行した人がたまたま警官であり、教師だった。それだけ警官、教師の質が落ちているのだ、と。確かにそうだ。
 鈍想愚感子の会社でも同期入社の仲間3人が少女買春などで会社を去っている。
1人は13歳の少女を自宅に連れ込んで淫行した、というお粗末な事件で、肩書き写真付きで新聞テレビで大きく報道された。本人は単身名古屋へ赴任しており、仮の住居という気楽な気持ちがあったのかも知れないが、人間として許せない行為であるのは間違いない。少女の側にも多少の問題がないわけではないことはわかるが、相手の少女の親の立場になって考えれば、許せない気持ちになる。そうした場合、そこまで考えられるのなら、淫行などしないのだろうが‥‥。
 日本人というか、人間は定住地を離れると気分が変わるものらしい。旅の恥はかき捨て、という諺にあるように家を離れると解放感に浸り、つい日頃しないことをしてしまう癖があるようだ。旅先だと匿名になれる、という錯覚も働くのかもしれない。こうした淫行がよく旅先で起きるのもそうした人間心理のなせるところだろう。といっても極楽とんぼの犯した罪は絶対に許されるべきでない。

追記 翌日かテレビを見ていたら、欽ちゃんは球団廃止の発表をする前の日、関係者が集まって前後策を検討したが、結論が出なかった、という。それなのに翌日には欽ちゃんがポロッと球団廃止を喋ってしまって、関係者はびっくりした、と報じていた。欽ちゃん一流の計算で世の同情を買い、結果として反応を見たかったのだろう。これを見て、結局、球団は存続するだろう、と思ったが、その通りとなった。でも逆に辞めどきが却って難しくなったのも事実だ。
  
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