鈍想愚感

何にでも興味を持つ一介の市井人。40年間をサラリーマンとして過ごしてきた経験を元に身の回りの出来事を勝手気ままに切る

大学時代から60年続いてきた友と別れて、すっきりとした気分となった。

2024-04-27 | Weblog

  1964年以来60年続いてきた大学時代からの友人H氏との友好関係が昨26日を以て終焉した。事の発端はここ数年、大学時代の語学クラスの集まりの幹事を務めていて、みんなに連休明けの7日の例年の会の連絡をしてきて、この3月以来ネットで出欠の確認を行ってきて、H氏の返事がずっと来てなくて、電話でH氏の自宅へ電話したことにあった。過去3回のわたって出欠の確認をしてきて、昨日の午後5時が最終確認だったので、その直後に電話したら、不在だったので、その2時間後に再度電話したら、本人が出たので、名前を名乗ったら、何も言わずに奥さんに代わり、名前を告げたら、再度本人に代わったので、「メールは届いているか」と聞いたら。、「その日は家族旅行に出かける」と言うので、「そうならもっと早く連絡してほしかった」と伝え、電話を切った。

 H氏と直接話したのは久しぶりだったが、そんなことを感じさせるやり取りは一切なく、事務的に言葉を交わしただけだった。しかし、これで、H氏との60年にわたる付き合いはプッツリと途絶えたことがはっきりとした。実はH氏とは数年前にH氏が幹事で大学時代の語学クラスの会合が開かれた際に幹事さんは大変だからと思って、会計をお手伝いした際に2次会に流れ、終わって会費を集めたところ、なんと2人が支払っていないことがわかり、別れ際にみんなにその旨を伝えようとしたら、H氏が「今日はいい気分で過ごしてきたので、言わないでくれ」というので、そのまま別れた。ところが、あとになってH氏本人が会費を払っていなかったことが明らかとなり、以来H氏との仲が切れて永年やり取りしてきた年賀状もお互い出さなくなってしまっていた。

 だから、その状態のままきていたのだが、H氏と話すのは今回数年ぶりのことだった。H氏とは大学時代には一緒に北海道旅行をしたり、卒業してからも時に会い、呑んだり、話したりして楽しく過ごしてきた仲だった。それがこの飲み会費の誤魔化しが露見して以来、すっかり遠ざかっしまっていた。H氏は気のいい性分ではあるが、どこか心の底で信頼のおけない部分があり、とことん付き合えないような感があったのは否めず、それがここへきて一気に爆発して断交に至ってしまったのだろう。

 今回電話で話した際には少しも友達らしい感がなく、どこかの初めての人と話しているような感じがした。普通は「やあ」とか、「久しぶり」とかの言葉が出てもいいのに、そんなやりとりもなく、ただ事務的に話しただけで、役所に行ってお役人と事務的な会話をしているような感じでもあった。人が人として信が置けないというのはこんなことを言うのかもしれない。死んだわけでもなく、60年付き合ってきた友達と別れてしまうというのは冷静に考えてみれば、そんなにあるわけではないだろう。

 でも今回こうして別れを意識したことは却ってさっぱりとして、ここ数年心の中に溜まっていたモヤモヤを取り払い、すっきりとしてくれた感もあり、爽快な気持ちをもたらしてくれた、といえなくもない。さようならH氏!

 

 

 

 

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