秋篠宮殿下が11月30日の誕生日を前に先日記者会見し、「新たに即位する天皇が行う大嘗祭の経費22億円を国費で賄うのはいかがなものか」と発言したことが問題視されているようだが、天皇家の私費にあたる「内廷会計」で賄うべきであるとの意であるようだが、基本的にはいずれも税金で賄われているもので、金額の多寡が問題であることならいざ知らず、どの予算のなかで行われようと、庶民にとってはどうでもいいことである。秋篠宮は兄である皇太子の振る舞いについてなにか含むところがあるのではないか、と推察される。
それよりも秋篠宮の発言でもっと問題なのは眞子さまの結婚について、「いまでも二人が結婚したい、という気持ちがあれば、それ相応に対応をすべきだ」と公の場で広言したことである。いかにも相手の小室圭さん側に問題があるような発言であるが、確かにそうではあるものの、事は二人の問題で、まず娘である眞子さまに事柄の孕む問題をして指摘し、いかに対応すべきかを親子でじっくりと話し、そのうえで秋篠宮家としてのスタンスを明確にし、その旨を相手側に伝えて、方向が見えた段階で外部に明らかにすべきだった、と思われる。
結婚は2つの家に課せられた問題で、お互いが努力して築きあげていくべきものである。もちろん、結婚する2人の気持ちが最優先されるべきものであり、そのうえで、まずお互いの家でそこへ至るまでの課題なり、道のりを築きあげていく努力をすべきである。そうしたことを秋篠宮家なり、小室家がしてきたか、と振り返るとどうもそうした経緯を伺うことはできないようである。
秋篠宮家は皇族で来年には皇嗣2位、3位の立場に立つ重要な家である。その舵取りを担う秋篠宮が一家の大事な問題について、こんなに愚かなことをしでかすのは皇位継承者2位を担う資格があるのか、と疑わざるを得ない。記者会見の場でいかにも第3者的な発言をして、ボールを小室家側に投げるような仕打ちは許されない、と思う。小室家側も母親が失踪したり、義父らしき人への借金を踏み倒すなどおかしいところが散見されるが、皇室を相手とするには最初から格落ちの感があったようで、まず無理だろう。普通の家なら恐れ多くて言いたいことも言えない恐縮してしむのも理解できないわけではないが、ここは歯を食いしばってもなんらかの対応をすべきだろう。
これで心配なのは眞子さまの心情だろう。親の秋篠宮の配慮を欠いた発言で、もう平常な心で公務に臨むことはできなくなるのではないか、と懸念される。小室圭さんと出会ったことが不幸なことだったと諦めるしか、手は残っていないような感がするが、ご本人がいかに対応するか、周りのとりわけ、美都子妃殿下が心の傷をいたわっておやりんびなることが大事なことなのだろう。秋篠宮殿下の心ない発言がいかに眞子さまの心を痛めつけたのかを思いやることこそが望まれる。皇室の一挙手一投足をこと細かに報道する皇室ジャ^ナリストなるものが存在するようだが、ここは静かに見守ることが必要だろう。
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