とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2016雁ヶ腹擦山

2016-11-07 22:06:46 | 山登り
最近は、富士山が綺麗に見える山を選んで山行に行っている。中でも、大月市が選定している秀麗富嶽十二景の山はいいところが多い。今回は、1番山頂にあたる雁ヶ腹摺山と姥子山の2座に登ってきた。秀麗富嶽十二景は、これで6景となり半分を達成できた。

「雁ヶ腹摺」の名前の由来は、渡り鳥であるガンがその腹をこするようにして山腹を越えていったことからだという。他にも、笹子雁ヶ腹摺山、牛奥ノ雁ヶ腹摺山という山もありいずれも秀麗富嶽十二景の一つだ。特に、牛奥ノ雁ヶ腹摺山は日本一長い名前の山としても知られている。

雁ヶ腹摺山は、大月インターから県営林道真木小金沢線で大峠まで車で行くことができる。冬季は積雪で通行止めになるらしいが、今回はまだ問題なく通行できた。林道は、最後まで舗装されており車で安心して走っていくことができる。8:50。曲がりくねった林道を進むと大峠に到着した。駐車場には10台程度は停めるスペースが有り、トイレも完備している。駐車場は、ほぼ満車に近かったが、1台だけ空きスペースが有り、なんとか駐車することができた。


大峠は、標高がすでに1560mもあり、ここからも富士山の眺望が素晴らしい。山頂周辺は、白い雪を被っており、いかにも富士山らしい。




大峠から、雁ヶ腹摺山と牛奥ノ雁ヶ腹摺山のどちらにも行くことができる。支度を整え前に進んでいくと、左側に熊注意の看板があり、こちらが牛奥ノ雁ヶ腹摺山の登山口となる。


右側に進み、登山届用のポストがある方が、雁ヶ腹摺山の登山口だ。


数分歩くと、御硯水という水場に到着する。この登山道では、唯一の水場である。冷たくて美味しい湧水が流れ落ちている。


10分ほど歩くと、真っ赤に色づいたモミジが現れてきた。


9:20。設置されたばかりのような真新しい木橋を通過する。


複雑な形に枝を伸ばした木々の姿が面白い。


さらに歩くと、どう見ても“お○○”にしか見えない岩がでてきた。


城壁のような岩。自然にできたものなのだろうか。


9:50。視界が一面に開け、カヤトの原が広がっていた。


9:55。カヤトの原の先が、雁ヶ腹摺山1874mの山頂だ。


雁ヶ腹摺山の北側は樹木が茂り展望はできないが、南側斜面は視界が広がり富士山の絶好の展望台となる。昭和17年11月3日に名取久作氏によってここから撮影された景色が、五百円紙幣の裏側に印刷されていた富士山の絵の原画となったと言われている。


近くにいた登山者が、500円札を持っていてわざわざ見せてくれた。滅多に見ることのない500円札だが、改めて裏側を見てみると間違いなく同じ景色だった。


山頂から少し下りて、カヤトの原の中で富士山をバックに記念写真を撮る。


雁ヶ腹擦山までは1時間程で行けてしまうので、さらに先にある姥子山まで足を伸ばす。姥子山も秀麗富嶽十二景の1番山頂の一つである。

落ち葉が積もった尾根道を下っていく。


苔で覆われた巨岩の間を抜けていく。


日射しを受けて、苔の緑が輝いている。


姥子山まで厳しい傾斜の下り坂が続く。


赤や黄色に色づいた紅葉樹と青空のコントラストが素晴らしい。


登山道には、しっかりした道標が建てられている。


見通しがよく、緩やかになった斜面をさらに下っていく。


10:58。ガードレールのある林道まで下りる。


11:15。林道を横切って、一旦下ってから登り返すと、姥子山山頂1503mに到着する。


姥子山山頂からも富士山の展望が素晴らしい。


山頂は、4~5人程度しか休憩できるスペースがないので、今後も登ってくる登山者のことを考えて、少し下ったところにある広い場所でお昼にすることにした。今回も鍋料理となり、4人でキムチ鍋を腹いっぱい食べる。風がなくて暖かい日差しの中で、1時間半近くも昼食休憩してしまった。


下山は、元来た道をそのまま戻る。静かな山道だったが、突然目の前に野鳥が飛んできてかわいい鳴き声を聞かせてくれた。


14:00。雁ヶ腹摺山まで戻ってきた。ススキ越しに見る富士山の周りには、いつの間にか雲がかかっていた。


14:30。大峠登山口が近くなった頃、急な下り坂を迂回するような下山道があり、そちらから下山する。しかし、この下山道も砂混じりの滑りやすい急坂でそれほど楽でもない。


14:50。大峠登山口に無事到着し、秀麗富嶽十二景の1番山頂を無事制覇することができた。

参考1.今回のコースマップ


参考2.今回の高低図

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