葛城山は、観光化された山である。麓からロープウェイで上がってくる観光客でごった返しているかと思って山頂周辺にむかったが、なんと人っ子一人もいなかった。ロープウェイが止まっていたのだ。正月の稼ぎ時に、何で止まっているのか不思議だった(あとで知ったのだが、この日は強風でロープウェイの運行が中止になっていたようだ)。おかげで、誰もいない山頂周辺を我々夫婦で独り占めだった。
まずは山頂直下にある葛城神社にお参りする。
北側には、「富士見の足湯」があった。足湯に浸かって、駿河湾越しに富士の絶景を眺めることが出来るスポットだ。だが、残念ながら足湯にはフタがしてあって入れない。フタをあけるとお湯が入っていたようだが、無人の場所なのでやめておいた。
足湯のあるテラスは、まさに富士山の絶好の展望台である。ところが肝心の富士山の頭には雲がかかってしまい、今一つの展望だ。しかたなく、あの辺りに見えるはずだと心に思い描くことにした。
葛城山山頂周辺を歩き回り、最後に本当の山頂に向かった。標高452mの山頂からも絶景が見えるはずだが、テラスからの展望と同様に富士山がすっきり見えない。それでも海はきれいで、空も青く晴れ上がっている。
葛城山を楽しんだ後、南側から下山する。ちょうど、別の登山者のパーティが上がってきたところだった。彼らは、安全な表登山口から上がってきたようだ。我々も、下山は安全なルートで下りることにした。整備してある登山道だったので、安全かもしれないがこちらもかなり急な坂道で長かった。
舗装された林道に入り発端丈山方向に向かう。しばらくすると林道と別れ、発端丈山への登山道になった。開けた場所につくと、発端丈山と益山寺の分岐である。まだ時間があり、益山寺も有名な寺らしいので、ちょっと寄り道して益山寺まで行くことにした。
10分ほどで益山寺の本堂に到着する。益山寺は、伊豆八十八ヶ所霊場の八番札所であり、山号を養加山といい真言宗のお寺である。本尊の千手観音は弘法大師の制作である、と言われているようだが真偽は不明のようだ。
そして、このお寺で最も有名なのが、二本の巨木である。境内にある大楓は、根回り5.5メートル目通り4メートル、樹齢は推定860年といわれ、静岡県最大の楓として昭和30年に県天然記念物に指定されている。大楓と並んで樹齢400年程の大銀杏(市指定)もあり、紅葉の時期は圧巻だという。ただ、この日は葉が全て落葉していて楓の赤も銀杏の黄色もまったく見られない。それでも、その大きさには圧倒された。あまりにも大きくてカメラには収まらなかった。(井上靖の小説「欅の木」にも、益山寺の二本の巨木の事が書かれているそうだ)。
益山寺の陽だまりで、おにぎり等を食べてから元の分岐に戻った。すぐに発端丈山への上りになる。整備された登山道だが、かなり急な上り道である。
ロープに捕まって上がる場所もあった。
発端丈山の山頂408mは、平坦でさえぎるものがない気持ちよい広場となっている。ここからの富士山の眺めも素晴らしい。葛城山から見たときよりも、雲が少なくなっていた。
葛城山山頂のアンテナ塔やロープウェイ乗り場が見える。
山頂に一本そそり立つ銀杏の木が絵になる。
発端丈山を後にして、三津長浜方面に下山する。富士山がだんだん間近になってくる。
下山道の中ほどには、立派な展望台が作られていた。
展望台から見た海の色は、ますますきれいになってきた。内浦湾のヨットハーバーや淡島もよく見える。
更に下った場所にも、見晴広場があり、海がどんどん近くなってきた。
ミカン畑の間を通っていくと、住宅地に近くなってきた。
そして、海岸沿いの車道に出た。発端丈山ハイキングコースの看板があり、ここがハイキングの終点だ。時間は午後2時半くらいだった。
車道を北にむかってしばらく歩くとトンネルがある。トンネルを抜けると三津シーパラダイスだ。時間に余裕があったら、見学して行きたかったが、日帰りなので、そうのんびりも出来ない。シーパラダイス前から、伊豆長岡駅行きのバスに乗る。
30分ほどで、伊豆箱根鉄道駿豆線の伊豆長岡駅に到着する。
修善寺行きの下り電車に乗る。ワンマンカーだが、二人掛けのシートでゆったりした広さがある電車だ。
二駅目で大仁駅だ。駅を降りると、目の前に朝車を止めた駐車場があり、一安心する。
あとは、近くにある「百笑の湯」に入浴してから帰路につく。帰り道は、それなりに渋滞があったが、無事帰宅できた。
まずは山頂直下にある葛城神社にお参りする。
北側には、「富士見の足湯」があった。足湯に浸かって、駿河湾越しに富士の絶景を眺めることが出来るスポットだ。だが、残念ながら足湯にはフタがしてあって入れない。フタをあけるとお湯が入っていたようだが、無人の場所なのでやめておいた。
足湯のあるテラスは、まさに富士山の絶好の展望台である。ところが肝心の富士山の頭には雲がかかってしまい、今一つの展望だ。しかたなく、あの辺りに見えるはずだと心に思い描くことにした。
葛城山山頂周辺を歩き回り、最後に本当の山頂に向かった。標高452mの山頂からも絶景が見えるはずだが、テラスからの展望と同様に富士山がすっきり見えない。それでも海はきれいで、空も青く晴れ上がっている。
葛城山を楽しんだ後、南側から下山する。ちょうど、別の登山者のパーティが上がってきたところだった。彼らは、安全な表登山口から上がってきたようだ。我々も、下山は安全なルートで下りることにした。整備してある登山道だったので、安全かもしれないがこちらもかなり急な坂道で長かった。
舗装された林道に入り発端丈山方向に向かう。しばらくすると林道と別れ、発端丈山への登山道になった。開けた場所につくと、発端丈山と益山寺の分岐である。まだ時間があり、益山寺も有名な寺らしいので、ちょっと寄り道して益山寺まで行くことにした。
10分ほどで益山寺の本堂に到着する。益山寺は、伊豆八十八ヶ所霊場の八番札所であり、山号を養加山といい真言宗のお寺である。本尊の千手観音は弘法大師の制作である、と言われているようだが真偽は不明のようだ。
そして、このお寺で最も有名なのが、二本の巨木である。境内にある大楓は、根回り5.5メートル目通り4メートル、樹齢は推定860年といわれ、静岡県最大の楓として昭和30年に県天然記念物に指定されている。大楓と並んで樹齢400年程の大銀杏(市指定)もあり、紅葉の時期は圧巻だという。ただ、この日は葉が全て落葉していて楓の赤も銀杏の黄色もまったく見られない。それでも、その大きさには圧倒された。あまりにも大きくてカメラには収まらなかった。(井上靖の小説「欅の木」にも、益山寺の二本の巨木の事が書かれているそうだ)。
益山寺の陽だまりで、おにぎり等を食べてから元の分岐に戻った。すぐに発端丈山への上りになる。整備された登山道だが、かなり急な上り道である。
ロープに捕まって上がる場所もあった。
発端丈山の山頂408mは、平坦でさえぎるものがない気持ちよい広場となっている。ここからの富士山の眺めも素晴らしい。葛城山から見たときよりも、雲が少なくなっていた。
葛城山山頂のアンテナ塔やロープウェイ乗り場が見える。
山頂に一本そそり立つ銀杏の木が絵になる。
発端丈山を後にして、三津長浜方面に下山する。富士山がだんだん間近になってくる。
下山道の中ほどには、立派な展望台が作られていた。
展望台から見た海の色は、ますますきれいになってきた。内浦湾のヨットハーバーや淡島もよく見える。
更に下った場所にも、見晴広場があり、海がどんどん近くなってきた。
ミカン畑の間を通っていくと、住宅地に近くなってきた。
そして、海岸沿いの車道に出た。発端丈山ハイキングコースの看板があり、ここがハイキングの終点だ。時間は午後2時半くらいだった。
車道を北にむかってしばらく歩くとトンネルがある。トンネルを抜けると三津シーパラダイスだ。時間に余裕があったら、見学して行きたかったが、日帰りなので、そうのんびりも出来ない。シーパラダイス前から、伊豆長岡駅行きのバスに乗る。
30分ほどで、伊豆箱根鉄道駿豆線の伊豆長岡駅に到着する。
修善寺行きの下り電車に乗る。ワンマンカーだが、二人掛けのシートでゆったりした広さがある電車だ。
二駅目で大仁駅だ。駅を降りると、目の前に朝車を止めた駐車場があり、一安心する。
あとは、近くにある「百笑の湯」に入浴してから帰路につく。帰り道は、それなりに渋滞があったが、無事帰宅できた。
夏の自転車独り旅の際に、東伊豆町の、八十八ヶ所の札所の一つのお寺に、私は泊めて貰いました。
南に下がると未だに、陸の孤島の雰囲気、伊豆は素晴らしい自然が、残っていますね。
天城峠の川で、全裸で子供の様に泳いだ事が、懐かしい素晴らしい去年のむ思い出です。
とっちーさんは、奥さんと行けていいな~。
中伊豆には、神津桜の咲く頃に、行って見たいと思うのですが・・・。
良い所を知っていますか?
私も何度も行ってますよ。
2月中旬から3月上旬にかけては、河津桜のシーズンですね。
私も、地元では河津桜を見たことありますが
この時期に本場の河津桜を見に行ったことがありません。
ひろさんのコメント見て、私も行ってみたくなりました。
見るなら、河津町の河津桜祭りでしょうね。
残念ながら時間的にお会いしてはいないかと。でもなんだか嬉しいです。風は強かったですね~
城山で会ったのは、男女二人連れの1パーティだけでした。
そのあと、何組かのパーティが入山したんですね。
朝、大仁から城山に向かう時、風が強くて嫌だなーと思ってました。