とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2022北海道・道東三山登山ツアー:2日目羅臼岳

2022-07-20 18:27:14 | 山登り
早朝5時起きで、前日夜に作ってもらった朝食弁当を食べてからホテルの駐車場に出る。すでにかなりの登山者が出発していた。


岩尾別温泉「地の涯」の看板前で記念写真を撮って、午前6時前にスタートする。


ホテルの裏手を上がっていくと、木下小屋という山小屋がある。ここで登山届に記入し、本格的な登山道に入る。


新緑の緑が美しく、目を見張る。


ジグザグで急な登山道をしばらく上がっていき、振り返るとオホーツク海がくっきり見えた。青い海と空が広がり、思ったよりいい天気だ。


更に登山道を進んでいくと、道を塞ぐように倒れ込んだ幹が端の方で再び立ち上がっている。これも雪の重みに耐えて再び立ち上がろうとする木の生命力の強さだ。


最初の水場、弥三吉水。そのまま飲むことはできないが、タオルを濡らして冷たい水で顔を拭く。


極楽平。しばらくは平坦な道となり、歩くのが楽だ。


前方に鹿の親子を発見。


鹿は慌てて逃げることもなく、我々と適度な距離を保ちながら、行き先を誘導するように前を歩いて行く。


鹿の親子と別れ、仙人坂を通り過ぎると2番目の水場、銀冷水に着く。頂上まで2.5キロだ。


谷間の道を進むと、雪渓が現われた。


雪渓がどのくらいあるかわからないので、とりあえずアイゼンを装着して進む。


振り返ると、海の青と雪の白がひときわ目立つ。


雪溶けの後には可憐な高山植物が咲き出している。ピンクのエゾコザクラ。


チングルマ。


雪渓が終わり、岩場の道を上っていく。7年前に来たときは、このあたりの雪渓はかなり広かったのだが、今年は思いのほか小さく、アイゼンなしでも大丈夫だった。


程なく、羅臼平に到着する。ここでランチ休憩だ。


羅臼平から上には霧がかかり、山頂がよく見えない。


羅臼平から、岩だらけの道を40分ほどかけて羅臼岳山頂1661mに到着する。雲の中を抜け出すと、山頂からの視界は、ほぼ360°だ。


オホーツク海も再び見えている。


ほかの登山者に、グループ全員の記念写真を撮ってもらう。思いのほか風もなく、暑くなっていたのでカッパも脱いでいた。


景色を堪能して、下山を始める。大きい岩が多いので、登りの時より下りの方がかなり神経を使う。




山の天気は変わりやすいもので、下っている途中から霧雨が降り出し、またカッパを着る。


岩清水という水場。苔の間から雫がしたたり落ちている。


雪渓を下る。踏み跡が多く残っているので、アイゼン無しで下りていく。


雪渓を抜けると、あとは長い樹林帯の道を延々と歩く。行くときは元気だったが、帰りはかなり疲れてきていたので、単調で同じような道がいつまでも続いているような気がしたが、「ホテル地の涯」に着いたときはホッとした。


当初は、後半雨に降られると思っていたが、思いのほか天気が持ってくれたので、助かった。初めて登った他のメンバーたちは、十分楽しめたのではないだろうか。

参考1.羅臼岳の高低図&コースタイム


参考2.羅臼岳のコースマップ


「2022北海道・道東三山登山ツアー:3日目」に続く。

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