とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2023瓢ヶ岳(ふくべがたけ)

2023-11-06 22:02:24 | 山登り
昨日は、岐阜県美濃市最高峰で濃尾平野最北、長良川中流に位置する瓢ヶ岳に登ってきた。瓢ヶ岳は片知山とも呼ばれ、古くからの修験の山だった。瓢ヶ岳の名は、以下の話に基づく。鬼退治の藤原高光が池畔で休んでいると、水面に12個の瓢(ふくべ、ひょうたんのこと)が浮き出てきた。鬼の化身かと身構えると、かき消えてしまった。この伝説から、明治時代、ふくべヶ岳の文字に、瓢の字を当てるようになったと言われている。

登山口は、ふくべの森のトイレがある駐車場の近くだ。1週間前くらいまでは雨の予想になっていたが、次第に晴れの予想に変わり、当日は暖かく風のないいい天気に変わっていた。


登山口には、大きな案内看板が立っている。


春は新緑、秋は紅葉を楽しめる郡上の隠れた名峰で、登山道はよく整備され、短時間で登れる初心者にピッタリのトレッキングコースだ。まずは、谷筋を登っていくのだが、ごろごろと巨岩が転がっているような場所がいくつも出てくる。


広葉樹が多く、赤や黄色に色づいた素晴らしい紅葉がみられる。


1時間ほどで、骨ヶ平(鬼の首を埋めたと言われる)の分岐に着く。


さらに30分ほどで瓢ヶ岳1163mの山頂に到着する。


山頂は展望が良く居心地も良い雰囲気の場所だ。また、白山、乗鞍、御嶽を望める絶好のビューポイントだというが、霞がかかり、カメラで撮るといまいちよくわからない。もっと空気が澄んでいたらよく見えたはずだ。


さて、ランチ休憩にはまだ時間的に早すぎるので、その先にある奥瓢ヶ岳1160mに向かう。10分くらいで到着する。


看板のすぐ横に大きな岩があり、よじ登ってみるとちょうど4人くらいが座れる場所があり、そこでランチ休憩する。




岩の上から展望などを楽しみ、元来た道を戻る。帰りは、登山道の紅葉を眺めながらのハイキングだ。






骨ヶ平から見晴台に寄り道する。少し下ってから大きく登り返すと見晴らしがいい場所に出た。ここからも御岳が見えるとのことだったが、さらに霞がかかり山の姿は判別できなくなっていた。


西の方を眺めると、瓢ヶ岳が見える。


再び骨ヶ平の分岐に戻り、ふくべの森に向けて下山する。下りも岩がゴロゴロしている。


標高が下がるほど、紅葉が素晴らしい。山頂周辺は、だいぶ散りかけてきていたが、麓近くはまさに紅葉真っ盛りだ。




大きな沢を渡渉すれば、登山口は近い。


駐車場に戻るが、駐車場の近くには、人気ボルダリングスポットがあるというので、どんな場所か覗きに行ってみる。大きな岩の周りにたくさんの若者たちが集まり、大きな岩を素手でよじ登ろうと交代で挑戦している様子を見ることができた。


岩の下には、落ちてもケガをしないようにたくさんのマットが敷かれている。


この辺りは、フクベボルダーと呼ばれ、ボルダリング愛好者には有名なスポットらしい。各岩にはUFO岩やミニクジラ岩といった名前が付けられているようだ。


ボルダリングを見てから、“日本まん真ん中温泉 子宝の湯”に寄って汗を流し帰路についた。

参考1.瓢ヶ岳の高低図&コースタイム


参考2.瓢ヶ岳のコースマップ