先週末は、神奈川県伊勢原市を表玄関とし、丹沢大山国定公園に位置する大山に登ってきた。標高1252mのピラミッド型の美しい山容を誇る大山が、別名「雨降山」(あふりやま)と呼ばれるのは、相模湾の水蒸気をたたえた風を受け、雨が降りやすい山容に由来し、別名「あめふりやま(雨降山)」転じて「あふりやま(阿夫利山)」になったという。
この日は、伊勢原駅からバスで大山ケーブル駅前まで行く。あいにく、朝から雨模様となってしまった。
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しばらくは、お土産屋が立ち並ぶアーケードの参道を進む。
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ケーブル駅は素通りして、歩いて参道を進むと、さっそく紅葉のモミジが現れてきた。
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登山道は、女坂と男坂の二つのルートがあるが、雨で足元も悪いので、安全そうな女坂を登る。阿夫利神社の前社辺りまで来ると、ここも見事な紅葉だ。
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雨の日でも、赤が一際よく目立つ。
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女坂の途中から、大山寺の石段を登っていく。大山の紅葉と言えば、大山寺が一番の撮影スポットだ。
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石像が石段の両サイドに立ち並び、紅葉の中をゆっくり登っていく。
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大山寺は、天平勝宝7年(755年)、奈良東大寺の別当良弁僧正が開基し、聖武天皇の勅願寺となった古刹。現在は真言宗大覚寺派に属し、京都大覚寺の別院となっています。通称「大山のお不動さん」と親しまれ、関東三大不動のひとつに数えられるそうだ。
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大山寺から、再び女坂に入り坂を上っていくと、阿夫利神社が見えてきた。境内の入り口にある茶店の前には、落ち葉でハートの絵が描かれていた。
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阿夫利神社の周辺も紅葉がきれいだ。
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阿夫利神社は、第10代崇神天皇の頃(紀元前97年頃)の創建と伝えられ、山頂に本社、標高700メートルの中腹に下社がある。ここは、下社の方だ。主祭神は、「大山祗大神(おおやまづみのおおかみ)」「大雷神(おおいかずちのかみ)」「高おかみ神(たかおかみのかみ)」で、 源頼朝をはじめ、多くの武将に崇敬を受け、神仏習合の江戸時代には「石尊大権現(せきそんだいごんげん)」として庶民の信仰を集め、行楽を兼ねた「大山詣り」が盛んになったという。雨の日にもかかわらず、大勢の登山者がいる。
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下社の裏手から、神域となる登山道を進む。大きな杉が合体した夫婦杉。
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所々に伝説の場所があり、説明板を読みながら進むのが面白い。これは、天狗の鼻突き岩。天狗が鼻を突いてあけた穴だという。
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ほどなく、大山1252mの山頂に到着する。山頂まで来ると、風が強く肌寒い。雨は止んでいたが、景色は残念ながらない。
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山頂の本社にお参りし、風当たりが少ない場でランチ休憩をした後、元来た道を下山する。下山途中で、霧の中、大きなシカが悠々と我々の前を歩いて行った。まるで神の使いかのようだ。
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晴れていたらもっと紅葉が素晴らしいのだろうかとも思っていたが、霧に包まれた景色の中でも、紅葉の赤が一際際立って見える。
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下社に戻ってきたところで、茶店で大山名物の豆腐とビールを頼んで一休み。
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地面には、落ち葉の絨毯が敷き詰められている。
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もう一度、大山寺の紅葉を楽しんで行く、ここで見納めだ。
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お土産屋の通りを抜けて下山。
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バス停に着くと、ちょうど鶴巻温泉行のバスが来たので、それに乗って鶴巻温泉まで行き温泉に入ってから帰路についた。大山は、縄文の古代から霊山として、また江戸期には江戸の火消しをはじめ、関東一円の農民、漁民からもそれぞれ水を司る神、航行守護の神として崇敬を集めた。江戸の人口が100万人の頃、山頂への登山が許され、ひと夏で20万人が訪れたといわれる隆盛を極めた山である。単なる登山の対象ではなく、歴史や文化にも大きな影響を与えた山として大いに勉強になった。
参考1.大山の高低図&コースタイム(GPSを切り忘れたので、30分ほど余分に記録)
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参考2.大山のコースマップ
この日は、伊勢原駅からバスで大山ケーブル駅前まで行く。あいにく、朝から雨模様となってしまった。
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しばらくは、お土産屋が立ち並ぶアーケードの参道を進む。
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ケーブル駅は素通りして、歩いて参道を進むと、さっそく紅葉のモミジが現れてきた。
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登山道は、女坂と男坂の二つのルートがあるが、雨で足元も悪いので、安全そうな女坂を登る。阿夫利神社の前社辺りまで来ると、ここも見事な紅葉だ。
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雨の日でも、赤が一際よく目立つ。
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女坂の途中から、大山寺の石段を登っていく。大山の紅葉と言えば、大山寺が一番の撮影スポットだ。
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石像が石段の両サイドに立ち並び、紅葉の中をゆっくり登っていく。
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大山寺は、天平勝宝7年(755年)、奈良東大寺の別当良弁僧正が開基し、聖武天皇の勅願寺となった古刹。現在は真言宗大覚寺派に属し、京都大覚寺の別院となっています。通称「大山のお不動さん」と親しまれ、関東三大不動のひとつに数えられるそうだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/26/642f6a1b6f7da66ec2c62772999794ec.jpg)
大山寺から、再び女坂に入り坂を上っていくと、阿夫利神社が見えてきた。境内の入り口にある茶店の前には、落ち葉でハートの絵が描かれていた。
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阿夫利神社の周辺も紅葉がきれいだ。
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阿夫利神社は、第10代崇神天皇の頃(紀元前97年頃)の創建と伝えられ、山頂に本社、標高700メートルの中腹に下社がある。ここは、下社の方だ。主祭神は、「大山祗大神(おおやまづみのおおかみ)」「大雷神(おおいかずちのかみ)」「高おかみ神(たかおかみのかみ)」で、 源頼朝をはじめ、多くの武将に崇敬を受け、神仏習合の江戸時代には「石尊大権現(せきそんだいごんげん)」として庶民の信仰を集め、行楽を兼ねた「大山詣り」が盛んになったという。雨の日にもかかわらず、大勢の登山者がいる。
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下社の裏手から、神域となる登山道を進む。大きな杉が合体した夫婦杉。
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所々に伝説の場所があり、説明板を読みながら進むのが面白い。これは、天狗の鼻突き岩。天狗が鼻を突いてあけた穴だという。
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ほどなく、大山1252mの山頂に到着する。山頂まで来ると、風が強く肌寒い。雨は止んでいたが、景色は残念ながらない。
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山頂の本社にお参りし、風当たりが少ない場でランチ休憩をした後、元来た道を下山する。下山途中で、霧の中、大きなシカが悠々と我々の前を歩いて行った。まるで神の使いかのようだ。
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晴れていたらもっと紅葉が素晴らしいのだろうかとも思っていたが、霧に包まれた景色の中でも、紅葉の赤が一際際立って見える。
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下社に戻ってきたところで、茶店で大山名物の豆腐とビールを頼んで一休み。
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地面には、落ち葉の絨毯が敷き詰められている。
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もう一度、大山寺の紅葉を楽しんで行く、ここで見納めだ。
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お土産屋の通りを抜けて下山。
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バス停に着くと、ちょうど鶴巻温泉行のバスが来たので、それに乗って鶴巻温泉まで行き温泉に入ってから帰路についた。大山は、縄文の古代から霊山として、また江戸期には江戸の火消しをはじめ、関東一円の農民、漁民からもそれぞれ水を司る神、航行守護の神として崇敬を集めた。江戸の人口が100万人の頃、山頂への登山が許され、ひと夏で20万人が訪れたといわれる隆盛を極めた山である。単なる登山の対象ではなく、歴史や文化にも大きな影響を与えた山として大いに勉強になった。
参考1.大山の高低図&コースタイム(GPSを切り忘れたので、30分ほど余分に記録)
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参考2.大山のコースマップ
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