いよいよ最後の熊野古道になった。1日目は、熊野市駅をスタートして、伊勢路の復習だ。

しばらくは、国道42号線の海沿いの道を進む。

獅子岩。巨大な獅子が海に向かって咆哮するような姿をした高さ25mの奇岩の横を通り過ぎる。国の名勝・天然記念物だ。

花の窟神社近くの道の駅でランチ休憩をした後、その脇から本宮道に入る。真っすぐ進むと以前進んだ浜街道で、山側に進む道は、本宮大社への近道となる本宮道だ。
1時間ほどで産田神社に到着する。多くの神々を生んだイザナミノミコトは、最後に火の神カグツチを生み落とし、陰部を焼かれて亡くなってしまうが、その墓所が花の窟であり、イザナミが火の神カグツチを生んで亡くなった場所がここだと伝えられている。また、鳥居の前には「さんま寿司発祥の地」と書かれた柱がある。

鳥居から社務所までのたたずまいは花の窟に似ている。やはり花の窟と産田神社はセットでお参りするのがよいらしい。

天保8年(1837)の飢饉を供養するために建てられた碑があるらしいのだが、どこにあるかわからなかった。

途中でミカンの無人販売所があり、案山子と一緒に記念撮影。

みかん畑の横から横垣峠への登り口に向かう。

コスモス畑がきれいだ。

やっと古道の雰囲気が漂う道になってきた。

横垣峠道の入り口だ。


水壷地蔵とも呼ばれる地蔵の横に、弘法大師がここを通った際、杖で穴を開けて水を出したという伝説の湧き水がある。


14:40。横垣峠に到着する。峠には東屋が整備されており休憩スポットとなっている。

横垣峠からは、この地特有の神木流紋岩が敷き詰められた石畳を下っていく。

展望が開けた場所からは、紀州犬の里としても知られ美しい山里の風景が残る御浜町の阪本集落が見えてきた。


作業現場の横を通過する。

再び尾根道に入る。

折山地蔵の横を通る。


この辺りの石畳は、これまで土中に埋もれていたが、地元の人々が発掘して日の目を見ることになったそうだ。

御浜町阪本は紀州犬のふるさととして有名で、「弥九郎とマン」という紀州犬に関する伝説が残っている。弥九郎は実在した人物で、阪本にある岩洞院というお寺に弥九郎のお墓が残っている。紀州犬の祖先とされるマンはオオカミの血を引いていたが、飼い主には従順で、飼い主以外には気性が荒い面を出すという。そうした紀州犬の性格から、多くは狩猟犬として飼育されているそうだ。

1日目のゴールは、尾呂志地区のMikan Hotelだ。「Mikan Hotel」は、休園となっていた保育園を改装した施設「御浜ローカルラボ」内に2018年にオープンした宿泊施設である。海と山に囲まれた御浜町は、気候が温暖で、1年を通してたくさんの種類のみかんが採れるため「年中みかんのとれるまち」と呼ばれていることから名前が付いたらしい。夕食は、隣接するカフェ「ここからカフェ」内で済ます。

夕食の後は、元お遊戯室だった場所で卓球やビリヤード、ダーツなどを楽しむ。

参考1.1日目の高低図&タイム

参考2.1日目のコースマップ

「2021第11回熊野古道ジャーニーマラニック:本宮道&川端街道編2日目(尾呂志~風伝峠~丸山千枚田入り口)」に続く。

しばらくは、国道42号線の海沿いの道を進む。

獅子岩。巨大な獅子が海に向かって咆哮するような姿をした高さ25mの奇岩の横を通り過ぎる。国の名勝・天然記念物だ。

花の窟神社近くの道の駅でランチ休憩をした後、その脇から本宮道に入る。真っすぐ進むと以前進んだ浜街道で、山側に進む道は、本宮大社への近道となる本宮道だ。
1時間ほどで産田神社に到着する。多くの神々を生んだイザナミノミコトは、最後に火の神カグツチを生み落とし、陰部を焼かれて亡くなってしまうが、その墓所が花の窟であり、イザナミが火の神カグツチを生んで亡くなった場所がここだと伝えられている。また、鳥居の前には「さんま寿司発祥の地」と書かれた柱がある。

鳥居から社務所までのたたずまいは花の窟に似ている。やはり花の窟と産田神社はセットでお参りするのがよいらしい。

天保8年(1837)の飢饉を供養するために建てられた碑があるらしいのだが、どこにあるかわからなかった。

途中でミカンの無人販売所があり、案山子と一緒に記念撮影。

みかん畑の横から横垣峠への登り口に向かう。

コスモス畑がきれいだ。

やっと古道の雰囲気が漂う道になってきた。

横垣峠道の入り口だ。


水壷地蔵とも呼ばれる地蔵の横に、弘法大師がここを通った際、杖で穴を開けて水を出したという伝説の湧き水がある。


14:40。横垣峠に到着する。峠には東屋が整備されており休憩スポットとなっている。

横垣峠からは、この地特有の神木流紋岩が敷き詰められた石畳を下っていく。

展望が開けた場所からは、紀州犬の里としても知られ美しい山里の風景が残る御浜町の阪本集落が見えてきた。


作業現場の横を通過する。

再び尾根道に入る。

折山地蔵の横を通る。


この辺りの石畳は、これまで土中に埋もれていたが、地元の人々が発掘して日の目を見ることになったそうだ。

御浜町阪本は紀州犬のふるさととして有名で、「弥九郎とマン」という紀州犬に関する伝説が残っている。弥九郎は実在した人物で、阪本にある岩洞院というお寺に弥九郎のお墓が残っている。紀州犬の祖先とされるマンはオオカミの血を引いていたが、飼い主には従順で、飼い主以外には気性が荒い面を出すという。そうした紀州犬の性格から、多くは狩猟犬として飼育されているそうだ。

1日目のゴールは、尾呂志地区のMikan Hotelだ。「Mikan Hotel」は、休園となっていた保育園を改装した施設「御浜ローカルラボ」内に2018年にオープンした宿泊施設である。海と山に囲まれた御浜町は、気候が温暖で、1年を通してたくさんの種類のみかんが採れるため「年中みかんのとれるまち」と呼ばれていることから名前が付いたらしい。夕食は、隣接するカフェ「ここからカフェ」内で済ます。

夕食の後は、元お遊戯室だった場所で卓球やビリヤード、ダーツなどを楽しむ。

参考1.1日目の高低図&タイム

参考2.1日目のコースマップ

「2021第11回熊野古道ジャーニーマラニック:本宮道&川端街道編2日目(尾呂志~風伝峠~丸山千枚田入り口)」に続く。