とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2021第8回熊野古道ジャーニーマラニック:小辺路編-1日目(高野山~大股)

2021-07-13 23:46:00 | 熊野古道
第8回目の熊野古道は、高野山から本宮大社までの小辺路ルートだ。まずは、南海極楽橋駅から高野山ケーブルに乗って高野山に向かう。急勾配の線路だが、5分で高野山駅に到着する。


お昼近くになっていたので、千手院橋(東)バス停で昼食を済ませてからスタートする。


金剛三味院入口が小辺路ルートのスタート地点となる。


入口にある商店の壁にも小辺路入口と書かれている。


雨がポツポツ降り始めていたが、この時点では大した量ではなかった。


緩やかなアップダウンを繰り返しながら山道を進む。


熊野古道小辺路を辿り高野山を目指した参拝者は、ここ轆轤(ろくろ)峠で初めて堂塔伽藍を眼にした。木々の間に見え隠れする堂塔伽藍を、まるで「轆轤っ首」のように首を伸ばして眺めたと謂われており、これが名前の由来となった。高野七口のひとつ大滝口女人堂が置かれていた場所でもある。


その後、突然雷鳴が鳴り響き雷雨となった。風も雨も強くなり、急いで坂を下っていく。


赤い鉄橋を渡る。


車道と合流する場所まで下りてきたころ、雨が止み静かになった。雨具をぬいで一休みだ。


大滝集落の最後の民家の前を通り山道に入る。


高野龍神スカイラインをしばらく歩いていくと、青空となり好天に変わってきた。


水ヶ峰分岐から再び山道に入る。クマ出没の絵がシュールだ。


水ヶ峰集落跡。ほぼ和歌山との県境に位置し、すぐ北で高野町と接する。熊野古道・小辺路の旅籠として栄えた集落だが、現在は無人となり「消え去った集落」として挙げられている。


舗装道路を進む。


空を見上げると、青空にくっきりと飛行機雲が描かれていた。


回りの山々が良く見える。


平辻から一気に山を下ると、大股バス停だ。1日目は、ここがゴールだ。この日の宿となる野迫川温泉・ホテルのせ川に電話をして、お迎えに来てもらう。


1日目の距離は、16.7キロ。時間にして4時間12分とハイペースで到着する。宿は野迫村にある唯一のホテルだ。野迫川村は奈良県の南西部に位置し、紀伊山地西部の山塊に囲まれた山深い村である。気候は、夏は冷涼で避暑地に適しているが、冬は寒冷で降雪や積雪が多く、梅雨の時期や夏の降水量が多いという。そして、離島を除いて日本一人口が少ない自治体であり、まさに秘境中の秘境だ。

参考1.1日目の高低図&タイム


参考2.1日目のコースマップ


「2021第8回熊野古道ジャーニーマラニック:小辺路編-2日目(大股~三浦口)」に続く。