とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2019入道ヶ岳

2019-10-21 18:43:08 | 山登り
10月は、紅葉を楽しむ為、いろいろ山に行く計画をしていたのだが、ことごとく週末になるとやってくる台風により全部流れてしまっていた。かなりフラストレーションがたまり、日帰りでもいいから山に行きたいなあと思って、久しぶりに晴れそうな20日の日曜日に山に行くことにした。

色々調べて、鈴鹿セブンマウンテンの雨乞岳に行くことにして、鈴鹿スカイラインに向かう。ところが入り口に来たところで、多くの車が路肩に止まっていてゲートが閉じられていた。どうやら、前日に三重県周辺に降った大雨で、土砂崩れなどがあって通行止めになっていたようだ。ここまで来て引き返すのも悔しいので、同じく鈴鹿セブンマウンテンの一つ、入道ヶ岳に行くことにして、急遽そちらの登山口に向かう。

入道ヶ岳(にゅうどうがたけ)は、三重県鈴鹿市にある標高906 mの山だ。鈴鹿セブンマウンテンおよび近畿百名山の1つに数えられている。その中では最も登りやすい山だとされている。鈴鹿セブンマウンテンの山は、過去には御在所岳、藤原岳、鎌ヶ岳には登っているので、これで4座目となる。

まずは、椿大神社の第3駐車場に車を止め、椿大神社に向かう。この神社の読み方は、“つばきおおかみやしろ”と読むらしい。“つばきだいじんじゃ”等と入力すると検索結果に出てこないから注意が必要だ。


境内の入り口には、社の地図があるが、結構立派な神社だ。三重県では伊勢神宮・二見興玉神社に次いで3番目に参拝者数の多いそうで、猿田彦大本宮とも呼ばれ、猿田彦大神を祀る神社の総本社とされているそうだ。そして、これから行く入道ヶ岳は、椿大神社の御神体で山頂に鳥居、山頂から北西約300mに奥の宮に祠が祭ってあるという。


まずは、本殿に向かい、登山の無事を祈願してから登山口に向かう。


しばらくは舗装道路が続く。キャンプ場にも車を止めることが出来るようで、多少歩く距離を短くしたい人は、キャンプ場まで車で行くことが出来るようだ。


キャンプ場の駐車場。この先から登山道になり、北尾根コース、二本松尾根コース、井戸谷コースの3つのコースを選択できる。


あまり下調べもしてなかったので、そのまま道なりに進み、井戸谷コースを進む。要所要所に番号が振ってあり、道はわかりやすい。


大規模な土砂崩れの中の道を進む。


その後、沢沿いの道となり、小さな滝をいくつも見ながら沢筋を登る。


鎖場やロープ場もあって、そこそこ歩き甲斐がある。


№4ポイントを通過。山頂までは№6まであった。


急に視界が開け、笹原が広がっている。


振り返ると、伊勢平野と伊勢湾が良く見える。


山頂までは、もう一息だが、この笹原の登りは結構キツイ。


もう一度振り返ると、伊勢平野の眺めがさらに素晴らしかった。下から登ってくる登山者の姿も豆粒のように見える。


山頂への分岐で北の頭という案内が見えたので、どんな場所か気になって少し寄り道してみる。北尾根コースから登ると、ここに着くらしい。


北の頭からは、鈴鹿セブンマウンテンの鎌ヶ岳(中央)、御在所岳(右)が良く見える。特に鎌ヶ岳は“鈴鹿のマッターホルン”と言われるだけあって、ひと際目立ちカッコいい山だ。


北の頭から反対方向を眺めると、入道ヶ岳山頂だ。平らな広い山頂に大きな鳥居が建っているのが見える。


北の頭から引き返し、入道ヶ岳山頂に向かう。


10:11。入道ヶ岳山頂906mに到着する。ここからの景色は素晴らしい。


大きな木がなく広い笹原は、暖かい日ならのんびりと寝転んで昼寝もできそうだ。ススキの原も広がっており、癒される山頂だ。ただ、この日は晴れてはいたものの、風が多少あり肌寒くなってきたので、少し休憩してから下山する。


下山は、二本松尾根コースに向かう。このコースは、ビギナー向けで小学生などが良く遠足でこのルートを登るそうだ。


二本松尾根コースで下山すると、しばらくはアセビの群落が見事だ。1962年(昭和37年)2月14日に、三重県指定の天然記念物に指定されているそうだ。




登山道の途中には避難小屋もある。


二本松尾根コースの終点。河原の先はキャンプ場だ。


反対から見たところ。二本松尾根コースの入り口だ。


再び椿大神社の境内に入る。もうお昼近くとなり、かなりの参拝客で賑わっていた。さすが、三重県では人気の神社だという事がわかる。賑わう参道を通って第3駐車場に戻る。第3駐車場は、入道ヶ岳登山者専用の駐車場で無料だ。


11:55。駐車場は、まだ多数の車で埋まっている。朝早くから登り始めたので登山者は少なかったが、今頃は、山頂は大賑わいだろう。


ほぼ3時間半で、鈴鹿セブンマウンテンの入道ヶ岳を無事制覇。残り3座も季節のいい時に早めに登ってみたくなった。

参考1.入道ヶ岳のコースマップ


参考2.入道ヶ岳の高低図とコースタイム