とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2019薬師岳登山:1日目

2019-08-19 20:48:17 | 山登り
先週末は、北アルプスの立山室堂から五色ヶ原、薬師岳、太郎兵衛平、折立へと縦走登山を2泊3日で計画していたのだが、台風10号の影響がまだ残っていて室堂からの入山は危険だと判断して日程を1日ずらし、1泊2日の折立から薬師岳へのピストン登山へ変更した。

幸い日程変更で雨風は収まり、17日の早朝、有峰林道の亀谷料金所へ向かう。有峰林道は、夜間通行禁止なので、早朝6時から料金所が開く。6時の開門に合わせて料金所へ向かうと、既に開門を待つ車で入り口近くから車の列が続いていた。15分ほど待つとやっと有峰林道に入ることができた。林道とはいえ、完全舗装の立派な道路だ。工事で一方通行の個所がいくつもあり、折立ヒュッテのある登山口に着いたのは7時近くになっていた。

7:10。折立登山口を出発する。今回のメンバーは、台風の関係でキャンセルした人もあり、5名で登ることになった。


折立の登山道は、最初は樹林帯の中を進むが、次第に高い樹木はなくなり、緑の草原が広がる見通しのいい道が続くようになる。


後方を振り返ると、大きな有峰湖が見える。


登山道は広くて迷うことはないが、岩がゴロゴロしていて歩きにくい。


木道に入ると、薬師岳の大きな山体が見えるようになってきた。


稜線の中ほどに建物の屋根らしきものが見える。今夜泊まる薬師岳山荘みたいだ。


11:23。太郎兵衛平に到着する。折立からちょうど4時間で到着だ。台風通過後のフェーン現象で日本海側はかなり暑い日となっていた。喉も乾いていたので、まずはビールを飲んで一休みだ。ちょうど太郎平小屋前なので、生ビールを買うことが出来、みんなで分け合う。


太郎兵衛平は、黒部五郎岳や薬師岳の分岐点となり、多くの登山者が行きかう、この辺りの山域の重要拠点だ。


太郎兵衛平で充分休憩を取り、薬師峠へと向かう。


沢沿いの岩がゴロゴロしている登山道を進むと、高山植物が咲き乱れる薬師平に到着する。




薬師平まで来ると展望が開け、北アルプス南部の名だたる山々が見えてきて感激する。


13:53。薬師岳山荘に到着する。ほぼ予定通りのコースタイムだった。


受付を済ませ、荷物を部屋に置くと、空身で薬師岳山頂アタックに向かう。登りだしてすぐのハイ松帯の周辺でライチョウの親子に遭遇する。


ライチョウの親子を見た場所からさらに上がったところから後ろを振り返る。薬師岳山荘が小さくなっていた。


薬師岳のカールは有名だが、金作谷カールは、特に美しい。


薬師岳の山頂はまだ先だ。


14:58。薬師岳山頂2926mに到着する。小屋からは、結構時間がかかった。


山頂からの景色を楽しんで、小屋に引き返す。薬師岳を振り返ると、改めて大きい山だなあと感じた。




小屋に戻り、17:40からの2回目の夕食にありつく。夕食前に外で小宴会を開いていたので、空腹ではなかったが、頑張って夕食も完食する。この日は、長い時間を歩いたのでみんな食欲旺盛だった。




参考1.1日目のコースマップ


参考2.1日目の高低図


「2019薬師岳登山:2日目」に続く。