とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2019南房総みちくさウルトラマラソンツアー:2日目マラソン前半

2019-04-01 18:46:08 | マラソン
2日目の朝は3時半に起床する。急いでマラソンの支度をして朝食をパクつく。ホテルのロビーで受付を済ませると、まわりはランナーでごった返していた。とりあえず、スタート前の記念写真を撮る。


スタート10分前。ホテル三日月の玄関先で開会の挨拶があった。


ジャスト5時。いよいよ南房総みちくさウルトラマラソンのスタートだ。我々のメンバーは、全員75キロにエントリーする。100キロに出るとエイドを楽しめないし、14時間の制限時間はきつすぎるからだ。ただし、75キロも14時間以内なので、完走はまずできるだろうと踏んでいる。


ホテル三日月の看板横を通り過ぎる。


5:40。八幡岬に到着する。お万の方(家康の側室/水戸光圀の祖母)と呼ばれている養珠夫人の像の前で記念撮影。


前方に見える崖は、「お万の布さら」と呼ばれている崖。小さく見えるのは、大正6年(1917年)に建設された勝浦灯台だ。


辺りも明るくなり1時間ほど走ると、なんだか見覚えのある建物が見えてきた。それは、スタート地点の勝浦ホテル三日月だった。


細い道に入ると、トンネルに入っていく。ほかにもいくつか手掘りのトンネルもあり、いったいどんなところに向かうのだろうかと思った。


行きついたところは、鵜原理想郷と呼ばれるリアス式海岸が続く明神岬だ。大正初期にここを別荘地とする計画があり、「理想郷」と呼ばれるようになったといい、天才歌人与謝野晶子らも愛した場所だという。岬の先端にある手弱女平(ておやめだいら)まで行く。岩がむき出しになっているので滑らないように気を付ける。


手弱女平の鐘を鳴らして折り返す。


海側の崖は、断崖絶壁となっており、なかなかの景観だ。


手弱女平からしばらく行くとエイドがあり、なにやらランナーでごったがえしている。


お餅にきな粉をかけたものを、一皿ずつ地元の方が出してくれていた。珍しいお餅で、鮑訪腸というそうだ。


鮑腸餅は、小麦粉をそのまま練ったものとヨモギを入れて練ったものを重ねてのばし、短冊形に切った後にゆでてつくる。できあがった姿がアワビの腸に似ていることから、この名がついた。鵜原地域伝統の練り菓子だという。


海岸沿いをしばらく走る。


次のエイドでも、ヒジキ入りの卵焼き、きゅうりの漬物、イチゴ牛乳寒天など、おいしそうな食べ物が一杯だ。


おせんころがしの入り口のエイドでは、淹れたてのコーヒーがふるまわれた。寒い日だったので暖かいコーヒーがありがたい。


おせんころがしとは、勝浦市の南西にある断層崖のことだ。昔,孝女おせんが嵐の夜に母の薬を求めて出かけたところ,誤って小道を踏みはずし,海に転げ落ちて死んだという伝説が地名の由来だ。かつては交通の難所として知られたという。


鴨川ホテル三日月のエイドでは、揚げたてのフライドチキンが配られた。


鴨川は観光地という事で、ホテルやお店が目立つ。


鴨川市の内浦から小湊へ抜ける『実入トンネル』には、全長233メートルにわたって、トンネルの壁に海中の魚たちの絵や鴨川市の海の絵が描かれている。通称トンネル水族館だ。


天津神明宮の入り口で、仲間のメンバーと出会う。


天津神明宮は800年以上の歴史を誇る鴨川市の由緒正しい神社で、千葉県の中でも非常にご利益の高いパワースポットとして人気が高まっている神社だという。


パワースポットの神社内のエイドでふるまわれていたのは、みのりファームさん提供の卵かけご飯(TKG)だ。サラダもあって、腰かけてゆっくり食べたいエイドだ。


みのりファームさんの卵は、黄味の色が鮮やかでふっくらとしており、弾力もある。たまごかけご飯にすると見た目にも食欲をそそり、しかも美味しい。


次のエイドも卵料理だ。一つ一つ卵を割ってフライパンでオムレツを作ってくれている。


ケチャップをつけてさっそくオムレツをいただく。


30キロ地点で折り返しだ。気合を込めてコーンを回っていく。


「2019南房総みちくさウルトラマラソンツアー:2日目マラソン後半」に続く。