とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2018三頭山

2018-10-29 23:01:43 | 山登り
昨日は、1日天気がいいという天気予報だったので急遽、奥多摩の三頭山に行くことにした。三頭山(みとうさん)は、東京都西多摩郡奥多摩町・檜原村、山梨県上野原市、北都留郡小菅村にまたがる標高1531mの山で、日本三百名山、山梨百名山の一つに選定されている。

三頭山の登山口はいくつもあるが、一番歩きでのあるヌカザス尾根コースで行くことにした。まずは、前日の夜家を出て、峰谷橋の公共駐車場に車を止めて車中泊だ。この駐車場は、5台程度しか止めることができないので、深夜に着いて正解だった。翌朝、車椅子用のスペースを除けば6時過ぎで満車になっていた。

東京都内からバスでやってくるTさんと峰谷橋バス停前で待ち合わせする。


7:29。峰谷橋を渡り、トンネルを抜けると奥多摩湖に架かる麦山浮橋が見えてきた。ここは、奥多摩の観光名所である。ダムが建設される時に水没した道の代替として設置されたもので、昔はドラム缶の浮子だったのだが、現在はポリエチレン・発泡スチロールの浮子が使用されている。




今回の山行は、最初にこの浮橋を渡るというのが一つの目的でもあったので、目の前に見えてワクワクしてきた。


浮橋を渡ってみると、やはり前後に大きく揺れる。手すりが付いているので水面に落ちることはまずないが、ちょっとスリルがあって面白い。対岸に渡り切ったところで反対側の山を見てみると、紅葉が始まっているのが見えた。


対岸から階段を上がると車道に出る。7:57。車道を5分ほど歩くと三頭山への登山口があり、一気に急登が始まる。8:55。急登を喘ぎながら登ると1時間ほどでイヨ山979mに到着する。


イヨ山の先もキツイ急登が続く。黄色や赤に色付いた木々が目立ってきた。


9:45。ヌカザス山1175mに到着する。ヌカザスって“糠指”って書くんだ。


登山道には落ち葉が一杯。


陽が当たり、黄色や赤に色付いた葉が輝いている。




山の斜面も紅葉真っ盛りだ。錦秋とは正にこのような景色の事を言うのだろう。




11:17。三頭山西峰1527mに到着する。西峰の頂上は広く多くの登山者たちが休憩していた。


三頭山は、3つの頂上があるのがその名前の由来だ。西峰の山頂標識は、大きくて立派だ。


西峰からは、富士山が見えるようだが、この日は雲の中に隠れて残念ながら見えなかった。


続いて中央峰1531mまで歩いていく。ここが3つある三頭山の峰のうちの最高峰だ。そして奥多摩三山(大岳山、御前山、三頭山)の最高峰にもなる。奥多摩三山もこれで全制覇だ。


11:33。東峰1528mに到着する。三角点は東峰に置かれている。


東峰の少し先に展望台があり、奥多摩の山々が良く見える。左から、御前山、大岳山、馬頭刈山だ。


展望台で昼食休憩をしたあと、鞘口峠方面に下って行く。

下山道も色鮮やかな落ち葉の絨毯で覆われている。


鞘口峠からは山のふるさと村方向に向かって下って行く。沢沿いの道で、大雨の時などは沢を渡れなくなることもあるらしい。この日は、沢の水も少なく渡渉も問題ない。


苔むした岩がゴロゴロしているのが目立つ。


サルの群れを目撃(ちょっとピンボケ)。


14:17。山のふるさと村に到着する。ここまでは車が入る事ができるので、大勢の観光客がいた。


山のふるさと村から奥多摩湖岸沿いには、きれいに整備された遊歩道がある。約1時間かけて麦山浮橋まで向かう。


15:10。再び麦山浮橋を渡る。対岸からも大勢の観光客が渡って来るのが見える。


15:20。峰谷橋駐車場に到着して無事ゴール。7時間半ほどの紅葉を眺めながらの気持ちよい山行だった。

参考1.今回のコースマップ


参考2.今回の高低図