prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「NANA」

2005年10月04日 | 映画
原作は読んでいない。
人なつっこすぎて鬱陶しくもあるのと、プライドが高くておよそべたつけないのと、二人のナナの性格のコントラストは面白いし、キャスティングも成功している。
バンドの扱いはちゃんとしているが、音楽がすうっとフェイドアウトしたりして、ちょっと使い方が水っぽいのは惜しい。

こんなにやたら登場人物がタバコを吸っているのも珍しい。バンドやってて、特にボーカルが喫煙していいのかね。格好はつくが。

七階までいちいち歩いて上っていくのはニール・サイモンの「裸足で散歩」を思わせるが、登場人物のほとんど若くて元気なせいかほとんど意味がない。書留を届けに来た郵便配達が息を切らせているといった描写があってもいいと思うが。
(☆☆☆)



NANA -ナナ- Amazon


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