prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「エデンの東」全四巻

2005年08月20日 | Weblog
スタインベックの「エデンの東」四巻を読了。
映画になったのは四分の一程度とは聞いていたが、もっと少ない。まことに思いきった脚色。
もともとトラスク一家とハミルトン一家の二つの家のドラマのはずが前者だけになっている。実は後者の話はそれほど面白くないせいもある。

リーという中国人が重要な役で出てきて、ラストで倒れたアダム・トラスクを看取るのだが、映画ではばっさり完全に切られて、息子のキャル(ジェームス・ディーンね)の役に代えている。リーは聖書の研究をしていたりする老賢者風のキャラ。

兄弟の葛藤のドラマはニ代目のアダムとチャールズの時からで、兄弟両方に関係するとんでもない女キャシーがキャルとアロンの母親でもあり、息子たちの葛藤にも大きく関わってくることになる。
アダムが戦争を嫌い、息子たちを戦場に行かさないのは、自分が戦争に行っているからであることがわかる。
原作では、アロンの方の美貌を強調している。映画だとどう見てもディーンの方がいい男。
アロンという名前は、預言者モーゼの兄の名前からとられたもの。

なんでも、ロン・ハワード監督でリメーク映画化されるらしい。どんな風になるのだろう。
ブラッド・ピットが出演を希望して(ディーンの役か?)歳が合わないとあきらめたが、プロデュースにまわるとか、色々言われている。いずれにせよ、キャル=ディーンがメインになるのは避けられないだろう。

三越で豆入りサラダと鳥の唐揚ネギソースかけを買って夕食にする。
サラダは上にゴボウやレンコン、ゴマなどが混ざったもので、下がダイコン・ニンジンなどで他に豆が三種類とやたらと品目が多い。ドレッシングがついてくるが、これは下のサラダにだけかけてくれというややこしい注文。少しそれにしては、量多すぎ。残しておいて、レタスにでも使おう。

部屋着用のジャージ様パンツをユニクロで買う。二着で2000円。安っ。

通信販売で買った本がどっと10册以上送られてくる。図書館から借りている本も他にあるっていうのに、読めるのか。どうもインターネットだと調子こいて欲しいものを片端から注文していけない。



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