prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「コール」

2004年01月04日 | 映画
犯人の動機の設定が途中から辻褄が合わなくなる。本筋以外の4件の犯行の動機は何だったのか。
三人の犯人がばらばらの場所にいて携帯の連絡だけで辛うじてつながっており、それが途切れると人質の女の子が危ないという設定はいいが、そこで満足してしまったみたいで、メールは使えるというのは犯人側とすると不用心すぎるし、携帯の電池がなくなるとか水に落としたらどうなるといった細かいツイストも欲しい。まあ退屈はしないが、ちゃんとした小品を作るのがアメリカ映画は下手になった。

クライマックスでセスナ機を強引に高速道路に着陸させて自動車事故まで起こすのは無理に見せ場を作っている観で、子供を助けるためだったら他のドライバーが事故で命を落としてもいいのかと疑問を持たせる。医者のやることなのだから、なおのこと。
(☆☆★★)


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