prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「三人の兄弟」

2023年03月03日 | 映画
フランチェスコ・ロージ監督1981年作。「エボリ」と「カルメン」の間の製作ということになる。脚本トニーノ・グエッラ、撮影パスカリーノ・デ・サンティス、音楽ピエロ・ピッチョーニの鉄壁の布陣。

フィリップ・ノワレ、Michele Placido、Vittorio Mezzogiornoの兄弟が母の死を機に故郷に戻ってくる。
父親はシャルル・ヴァネル。

「エボリ」の後とあって静かな家庭劇なのかと思うと、ノワレが危険な裁判を抱えていて突然テロのイメージが割り込んできたりする。
ロージが戦闘的な社会派から古典的・叙述的な作風に変わってきている時期の作品ということになるか。
画面作りの見事な割に物足りない感じもするのだが。




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