prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「BUNGO ささやかな欲望 見つめられる淑女たち」 宮沢賢治 「注文の多い料理店」

2012年11月02日 | 映画
原作から時代を移していてベトナム戦争がどうこうというセリフがあるから昭和40年代だろう。

木がすべて枯れている林だとか、草がぼうぼうと生えているアスファルトといった荒涼とした風景は、よく見つけたものだと感心する。作ったにしてもよくできている。
いなくなった猟犬の扱いや、料理店にいる怪しのもののセリフをLPの歌として聞かせるなど、怪奇的な趣向でずいぶん工夫しています。
原作が有名な分、原作離れも思い切りできるということか。

料理店が出している指示が「どなたもどうかお入りくださ/い 決してご遠慮はありません」といった具合に変なところで改行しているのがなんともいえず変でおもしろい。 

ドラマと原作が男二人なのを中年の既婚男と若い女に変えて、どちらから別れ話を切り出させるかという駆け引きでずうっとひっぱっておいて決着がついていないのと、助かるのかどうかの処理が曖昧。

主演 石原さとみ 宮迫博之
原作 宮澤賢治 脚本 菅野友恵 監督 冨永昌敬

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