prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「悪女 AKUJO」

2018年02月17日 | 映画
オープニングの一人称のアクションシーンはすごく手が込んでいて、ただアクションを演じる人間が一人称なものだから姿が見えなくて意外とフラストレーションがたまるのでどうなるのかと思っていたらうまいタイミングで鏡を媒介にしてヒロインが姿を現す、このあたり体技の見事さ機材の発達が合体しても実に見応えがあって、「悪女」という漢字をフューチャーした(韓国映画とすると割と珍しいのではないか)タイトルが出るまではまでは快調。

ただこのオープニングの殺し場でヒロインはすでに殺し屋としてのずば抜けた技量は完成しているのがわかるので、その後また訓練する意味がよくわからない。

ここから夢か幻想かわからないシーンが入ってきたり回想が交錯したりするのだけれどもこれらがあまり整理されていなくてかなり見ていて混乱する。
本来「ニキータ」のバリエーションであるシンプルなストーリーだと思うんだけども不必要に分かりにくくなっていて、ラスボスに至るプロセスも妙にまわりくどい。

ラストのアクションでまた点数を回復するけれども、二時間越えは長いし、この人を殺す必要ないだろうという人間を殺すのが後味を悪くしている。
(☆☆☆★)

「悪女 AKUJO」 公式ホームページ

「悪女 AKUJO」 - 映画.com



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