prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「海洋探検家クストーの遺産」

2024年06月03日 | 映画
クストーが当時二十代はじめのまったく無名の高等映画学院(IDHEC のちのLa Fémis )の学生ルイ・マルの協力を得て作った「沈黙の世界」でカンヌのパルムドールを獲得したのが1954年。

この時に乗ったカリプソ号がもともと機雷掃討艇(「ゴジラ-1.0」で神木隆之介たちがのってた、あれね)で、第二次大戦が終わって十年弱、おそらくお役御免で払い下げられたのだろう。

その後ともに名をなしたマルとクストーが対談する映像が出てくるが、マルはすでにクストーが映像作りに経験とセンスを見せていたと証言している。

晩年のクストーが海洋の汚染を身体でわかるようになり、心を痛め南極の開発をストップするよう働きかけ限定的ながら成果をあげた。

昔の「沈黙の世界」を見返して、サメを叩き殺している場面を自ら批判したりしている。





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