アメリカだと盗賊の方が警察より強力な火器を使っていることが珍しくなくて、ここでも装甲も貫通する強力な銃をぶっ放し、駆けつけてきた警察から逃げ回るどころか待ち伏せて返り討ちにする凄まじさ。
クライマックスの追跡で渋滞にひっかかった犯人たちと保安官たちが銃撃戦を繰り広げて、銃弾が鉄板をばんばん貫通してしまうような強力な銃を撃ちまくるものだから、ヤボかもしれないがよくまあ一般人を巻き添えにしないものだと思う。
もっとも一般人を巻き添えをするかどうかがキャラクター上のかなり重要な設定にもなっているので、気にしていいと思う。
そういう荒っぽい見せ場の一方で、かなりストーリーそのものは複雑にひねっていて、続編ができるらしいが、ここで終わっても続けることもできる終わり方。
ジェラルド・バトラーの奥さんが愛想をつかして出ていってしまうエピソードが尻切れトンボなのだけれどそのあたり続きでカバーするのかどうか。
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