あちらの映画だと、もう基本的なこと、スポーツや音楽といった特殊技能を見せる時に見ていておかしく感じなく仕立てるのがあたりまえになっているので、その通りに見ていたのだが、実は出演者たちが大物プレイヤーであることをチケット買う時にもらったチラシで知ったし、エンドタイトルで特殊メイクをしているメイキング映像が出てくる。
自分がそうだからというわけではないが、日本だとあまり米バスケットボールは馴染みがないから解説が必要だと判断してチラシを配布したのだろう。
それにしても、プレイヤーたちが役者としても達者なのには驚く。
内容はダメ人間たちが集まって再チャレンジする王道のスポーツものという感じで、ただ歳をとるという本来取り返しのつかない要素にまで踏み込んでいるのが新味でもあり、深刻になりそうなのをかわすのがずるくもあり上手でもある。
少し残念なのはクライマックスのダンクでカットを割りすぎていること。すぽっと入るだけではあっさりしすぎていると判断してかもしれないが、ワンカットで入るのを見ないと物足りない。
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