prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

邦画を彩った女優たち「サヨナラ 幸せは私には必要でない 太地喜和子」

2011年12月28日 | テレビ
三國連太郎との恋愛は有名だが、「飢餓海峡」出演時の三國を撮影現場まで追っていって宿屋でただ待ち続け、しかも映画の中の三國の恋愛対象である杉戸八重という架空のキャラクターに嫉妬したというあたりはなんだかすさまじい。
ずっと後になってその八重役を舞台で太地自身が演じるあたりも奇妙な因縁を感じさせるし、わざわざ雑誌の対談で三國と再会するというのも、ドラマよりもドラマチック。

もう芝居と実生活といった区分などなくて、生きていることと演じることが等価になっていたみたい。
遺作になった唐人お吉と同様に、48歳で水死するというのもあまりにもらしすぎて不気味。

三國がおそれを感じた、というのも、男としてそこまで愛されること自体への恐れと、役者として作りこまなくてもそのまま芝居の世界に地続きでいってしまう天性の資質への畏れと、両方だったように思われる。

私的な手紙が早稲田大学の演劇博物館に所蔵されているのに、ちょっとびっくり。

チャンネル :BSプレミアム
放送日 :2011年12月26日(月)
放送時間 :午後0:00~午後1:00(60分)
ジャンル :映画>その他
ドキュメンタリー/教養>カルチャー・伝統文化
情報/ワイドショー>芸能・ワイドショー

番組内容
その妖艶さと独特の影で強い存在感を残した太地喜和子。芝居への入れ込みは激しく、演じる役と実生活が一体となることも。女優の枠を超え、人々を翻弄した彼女の真実に迫る
詳細
「太地(喜和子)さんって、共感できるところがいっぱいあって、すごく業があって、本当に本当に女優さんですね」と、手紙の朗読に取り組んだ松雪泰子は言う。喜和子の存在感は、映画でも舞台でも私生活でも、ずば抜けていた。「情念の女優」と絶賛される一方で「虚言癖の女」とまで、うわさされる。その実像は? 出生の謎、若き日の葛藤、一世一代の恋、命をかけた舞台、突然の死。恩師、先輩、親友が喜和子を語り、問いかける。
出演者ほか
【語り】石澤典夫, 【朗読】松雪泰子

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12月27日(火)のつぶやき

2011年12月28日 | 映画
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あー、なんでこんな寒い時期に掃除なんてするのかなあ。
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