prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

2011年5月に読んだ本

2011年06月01日 | 
prisoner's books
2011年05月
アイテム数:12
うつと気分障害 (幻冬舎新書)
岡田 尊司
読了日:05月03日
心の潜在力 プラシーボ効果 (朝日選書)
広瀬 弘忠
読了日:05月03日
思い出トランプ (新潮文庫)
向田 邦子
読了日:05月03日
クリント・イーストウッド―ハリウッド最後の伝説
マーク エリオット
読了日:05月05日
ナンバ走り (光文社新書)
矢野 龍彦,金田 伸夫,織田 淳太郎
読了日:05月13日
響きあう脳と身体 (木星叢書)
甲野善紀,茂木健一郎
読了日:05月13日
野口体操からだに貞(き)く
野口 三千三
読了日:05月13日
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「ブラック・スワン」

2011年06月01日 | 映画
ホラーがかったドラマかと思ったら、ほぼホラーでした。バレエとホラーって相性がいいみたいで、「サスペリア」はバレー学校が舞台だったし、「エトワール」というのもあったし、近くデジタルリマスター版がリバイバルされる「赤い靴」も実は相当に怖い。
もっとも完全なホラーではなくて、設定や人物やストーリーはどれもむしろ良くも悪くも少女マンガ的に通俗的、もっと言えば俗悪といっていいくらいなのに、なんか微妙にお高くとまっているみたいなところあり。

バレーを撮るのにフルショットではなくてアップ主体なのは、バレーそのものを描くのではなく、あくまで背景にしている感じ。ナタリー・ポートマンが実際に踊っているのいないのと話題になったりもしたが、あまり本質的な問題とは思えない。今のデジタル技術だと顔だけ別人にすげ替える、なんてことできますしね。
クライマックスの黒鳥になりおおせる場面を芝居やバレーそのものではなくてCGで表現するというのは、「絵解き」になりすぎていて不満。

代役になる女の子との確執が途中から浮上するけれど、大きな役では代役を初めから用意しておくのが当たり前ではないか。せっかくつかんだ主役の座を奪われるのではないかという不安を強調するためにせよ、不自然に見えた。
不自然といったら、オナニーシーンで途中でいきなりそばに母親がいるのに気づくけど、初めにまず母親にばれないか気を配らないか。(あるいはヒロインのイメージ・シーンということなのかもしれないが)

酒場での会話でチーズがどうとか言うのは性的な含みがあるのだろう。女のヌードのことを英語のスラングでチーズケーキと言うらしい、ちなみに男のはビーフケーキ。
(☆☆☆★★)


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