prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

実相寺昭雄と「魔笛」

2005年12月26日 | Weblog
N響アワーで実相寺昭雄がゲスト出演。
池辺晋一郎によると、実相寺は映画音楽を依頼する時、画面に合わせないで勝手に作曲してきてもらったのを後で画面に当て嵌めるという。
それで不思議と尺が合うとか。
というか、もともと怪獣番組にモーツアルトとか画面とズレるようにつけるのが演出の方法論のような気がする。

先日実相寺の演出で上演された「魔笛」の映像がちらっと出る。アニメみたいなコスチューム・デザイン。色のついた髪の毛。オープニングに出てくる竜が、擬人化されて口をぱくぱくさせる機関車になっていた。
前にやはり実相寺が演出した「魔笛」ではバルタン星人やレッドキングが出てきた。
なんでもドイツでもウルトラマンが出てくる「魔笛」があったのだとか。

前に実物の実相寺を見たことがあったが、まったく同じ印象。鳥みたいにあさっての方を見ているみたい。
池辺晋一郎との間に挟まった大河内奈々子が完っ璧に無視されていた。