原題は‘ONE HOUR PHOTO’で、邦題はあまり当っていない。家族のいない孤独なDP屋がいつも幸せそうな写真を持ち込む家族の一員になる妄想を膨らませていく。ロビン・ウィリアムズがストーカー?と思ったが、疎外されている“いい人”という点ではいつもの役と通じるところがある。髪を脱色して縁なし眼鏡をかけていると、「マラソンマン」のローレンス・オリヴィエに似て見える。
色彩の統一などヴィジュアルは魅力あるが、オープニングですぐ話をばらしてしまっている構成と、ただでさえ壊れかけている“幸せな家庭”が壊れないで終わる、かといって再生したわけでもないという中途半端な展開は納得できない。
(☆☆☆)
色彩の統一などヴィジュアルは魅力あるが、オープニングですぐ話をばらしてしまっている構成と、ただでさえ壊れかけている“幸せな家庭”が壊れないで終わる、かといって再生したわけでもないという中途半端な展開は納得できない。
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