『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

珍説の信憑性

2020-02-24 09:06:00 | 健康
「禊/みそぎ」について
昨日のブログで書いたら、
毎日、視聴しているYouTubeの
『エハン塾』で「現代人の禊」
というテーマで話がされて、
シンクロニシティのように感じた。

なんでも、
現代の女性で滝行が
ムーヴメントになってるらしく、
専門の雑誌まであるという。

「外的現象は内的現象とシンクロする」
「男性社会・西洋的近代文明への
アンチテーゼ的現象は、
女性と子どもに先行して現れる」
という深層心理学的な
経験則があるので、
このブームの背景について
分析して考えてみようと思っている。

ユングは
人々の心の深層には
古今東西・人種を問わず
共通に有する元型的イメージがあり、
それを「集合的無意識」といった。

そして、それは、
人類規模の変節点において
目に見える現象に具現化する、
というのである。

2013年に、
『テレビタックル』の生放送中に
UFOが群れをなして出現するという
世界のテレビ史上でも初めての事件を
ライヴ映像で視たことがある。

それは今でも
YouTubeにアップされている。
https://www.youtube.com/watch?v=B4gt2Xeu9_U

この番組は放送後に
フェイクともトリックとも
批判がなかったようだ。

そして、その現実に、
超常現象を快気炎をあげるオカルト派側と、
科学的コメントが出来ない合理派側に
分断したっきりである。

ユングは晩年、
『現代の神話』という著書で、
現代人がUFOを目撃することの
深層心理学的な説明をしている。

現代でも、SNS上では、
毎日、何千というUFO目撃談があり、
『テレビタックル』同様に
信憑性のある映像も多く
YouTubeにアップされている。

精神分析医でもあったユングは、
人は精神病や心理的危機の時に
「円」のものを描いたり形作る
ということを発見した。

世界中に人種・時代に関係なく
「円」をモチーフとした
曼荼羅やウロボロス(尾を噛む蛇)などが
たくさんあり、それは、
人の心理状態の「完全性」や
「始まりと終わり」「死と再生」などの
象徴的イメージであるとユングは言った。

1947年にアメリカで起こった
UFO遭遇事件(ケネス・アーノルド事件)が
世界初のものであり、これよりしばらくは、
「空飛ぶ円盤(フライング・ソーサー)」と
言われていたが、その後、世界各地で
目撃談が多発しだしたのである。

ユングはその世界的な
ムーヴメントに
関心を抱いたのである。

この頃、先進各国は
「唯物論」全盛期で、
マスプロダクトと消費が
「善」であり「美徳」と考えられ、
日本も高度成長期にあった。

そこに、
シンクロを感じたユングは、
「政治と経済」のグローバル化を
目指していた人類が、それと並行して
「非合理的」な「Unidentified」な
「Object」をあちこちで目撃するようになった。

ユングは、
それを神話を喪失した
現代文明人にとっての
新たな神話だと言った。

ぶっちゃけて言えば、
集合無意識が作り出した、
実際に具現化させたものだ、
ということである。

心が作り上げた
シンクロニシティックな実体である、
と言うので、
リアリストたちは一様に反発して
ユングはオカルティストだと批判された。

たしかに、
思慮浅く捉えれば
それで切り捨ててオワリだが、
ユングは人類に警告を発したのであって、
「この非現実的」な現実の出現は
なにを意味しているのか、考えてみろ、
と言いたかったのである。

答えは簡単で、
「金儲け」「物質的豊かさ」のみを
追い求めて、このまま西洋近代文明を
つき進めていくと、
人類は滅びるよ・・・
ということなのである。

「女子供」の「供」というのは、
「野郎共」「馬鹿共」の「共」と同類の
男性優位社会から上から目線の
「非合理的」「非生産的」なもの
という蔑称なのである。

ところが、
「こころ」や「たましい」や「いのち」の
深い部分には、その行き過ぎを
「補償」「訂正」「揺り戻す」
「おんな・こども」的な警報器が
元型的にあることをユングは発見した。

ここにおいて、
少女活動家のグレタ嬢や、
現代女性の滝行、
14万人もの不登校、
10代の自殺の多発・・・
などの「おんな・こども」の
アラーム的現象も解釈できるのである。



エハン・デラヴィ氏の
YouTubeサイトは
現代の寺子屋的であり、
氏は、著作・講演家として、
各分野の専門家を訪ね
現代にとって大事な問題に対して
専門家どうしの知恵を総合的に考えるという
「ジェネラリスト」的な立場にいる。

かつて、日本では
立花 隆がこのような
ポジションに居たが、
後年、オカルティズムに傾斜し、
馬鹿にした東大生から逆に
批判されて面目を失った経緯がある。

「エハン塾」では
前代未聞のギョギョっという
知見ばかりだが、
それをユーモラスに巧みな話術で
伝えてくれるので、何時間でも
見ていられる。

きのう視聴した
『電気的宇宙論』では、
オーストラリア在住の提唱者に
スカイプで直接はなしを聞くという
画期的な講座で、
驚きの宇宙論を耳にした。




ウォレス氏は博士号を持たない
在野の研究者で、
数式を全く使わずに、
神話研究者との共同研究で
世界各地に有史以前から残る
神話やシンボルなどを検討した結果、
驚くべき仮説に到達した。

それは、
数千年前に地球の近くを
彗星が通過して、その際、
地球と彗星間でプラズマ放電が起こり、
世界中の人がそれを目撃したので、
同じデザインのものを描いたという。

古代の人々が描いた数々の
共通する模様は
現代のプラズマ実験で生じる形に
酷似しているのだそうだ。

最先端の科学的情報の
一般人への伝導者たりたいと
公言するエハン氏は、
ウォレス氏のみが
世界でただ一人予言したことが
現実となったことで注目したという。

さる彗星が接近してきた時に、
その核は金属を含み、回転して
電荷を帯びているはずなので、
NASAの着陸ミッションで
金属製の着陸ユニットとの間で
スパーク(放電)が起こるだろうと
予言したのである。

その画像が正確にとらえられたが、
旧来の学者たちは一様に
氷の核が蒸発して水が発散したと
頑迷に主徴したという。

しかし、
着陸ユニットの分析では、
岩石質の核で、
水成分は発見されなかった。

しかも、プラズマによる
雷のような高温スパークでしか生じない
特殊な物質も発見された。

しかし、未だに、
旧来の学界は
「彗星=氷」説を
正そうとはしないらしい。

ある面では説得力があり、
信憑性も感じられた。

他にも、
エォレス氏らのグループは、
定説をひっくり返すような
珍説を提唱しており、
ホンマかいなぁ・・・と、
眉唾しながら聞いていた。

旧来の一般学者から
異端扱い、馬鹿扱いされるのも、
無理ないなぁ・・・と思った。

火星にある
グランドキャニオンの10倍もの
大地溝帯は木星とのプラズマ放電で
ついた傷跡で、NASAの探査機で
観察された火星表面の小石は
その時に粉砕されたもので、
引力圏から脱したものが
火星由来の隕石となって
多く地球に飛来しているという。

また、金星のみが、
太陽系内の惑星で
自転方向が逆なのは、
かつて土星から生じた彗星であって、
数千年前の世界各地の金星を表す絵は
彗星のように尾が描かれていたらしい。

古代メキシコでは
「スモーキング・スター」
として巨大彗星として残っている。

しかし、それでは、
触れられていなかったが、
「水星、金星、地球、火星、小惑星、木星、土星」は
太陽からの平均的な距離をaとして
順に、n=-∞、0、1、2、3、4、5・・・とし、
1AU=地球と太陽の距離、とした
<a / AU = 0.4 + 0.3 × 2のn乗>
と数式で規則性が表される
「ティティウス・ボーデの法則」
に合わなくなる。

だから、
そこにあるべく
土星から衛星が飛び出して
やってきた、とでも
言うつもりだろうか・・・。

┐(´Д`|||)┌

エハン氏も
大分と「電気的宇宙」説に
肩入れしているが、
元々オルタネイティブ派だから、
きちんとエビデンスの確かな
科学的真実に軸足を置いて
話半分に聞いてないと、
話の巧さ、面白さから
うっかり引き込まれそうになる(笑)。

トンデモ説を
エンターテイメントとして
面白がれる器量と
同時に、反論、批判もできる
論理性の両方を持っていたいとは思う。











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通過儀礼の喪失

2020-02-23 07:36:00 | 健康
毎日のように、
感染拡大のニュースが
トップに流され、
県別の患者数が示される。

とうとう隣県の
栃木にまで一人発生したので、
なんだか、ヒタヒタと
近づいてくるような
不気味な感じがしないでもない。

インフルと同程度の脅威と考えれば
過剰に恐れる必要もないのだが、
東京には長男・次男と
妊婦のお嫁さんもおり、
マスクがないというので
先日、送ったばかりである。




現地の武漢では、
外出禁止と情報の少なさから
心的ストレスが
溜まってきたようである。

家庭内暴力で流血騒ぎが起きたり、
地元役人がマージャン店を破壊したり、
マスクなしで外出した人を
電柱に縛り付けたり…と、
集団ヒステリー的な様相を呈している。

致死率は2%程度とはいえ、
2千を超す死者に
7万以上もの患者がいて、
尚増えている…という情報を
毎日耳にしている現地人は
不安と恐怖にそうとうな
心的負荷があることだろう。

9年前の3.11の原発爆発で
屋外が25μS/hという
2時間いるとレントゲン1回分の
放射線量になるため、
じっと屋内退避していた時の
不安を思い返した。

幸い、数日で
線量が低下して、
食料調達や給水にも並べたが、
もしも数週間の屋内退避が続いていたら
家族そろって
飢え死にしていたかもしれない。



今回、DMAT(災害時派遣医療チーム)の
関係者に対して
職場や地域で嫌悪されるという
被差別被害があったという。

まもなく封切になる
『FUKUSHIMA 50』じゃないが、
命を懸けて“一生懸命”に
災害に向き合ってる人たちに、
安全圏にいる側が
なんたる無礼・失礼かと
暗澹たる気分になった。

武漢でも医療従事者に対して
同様のことがあるらしいので、
一概に日本人の民度の低さとは
言い切れないが、
それにしても、現実では、
感動的ドラマにもなりようもない
哀しいエゴイズムが垣間見られる。

せめて、
感染の心配のないSNSとかで、
キュア/ケアに当たっている
関係スタッフを労い
讃えるべきであろう。

災害支援では
心理師もパラ・メディカルスタッフとして
チームに入ることがあるので、
放射能汚染やらウィルス汚染を
持ってこないで…と言われたら
悲しくなって、情けなくなって、
腹が立つに決まっている。

今も、
県外避難したフクシマ人は
各地で被差別の憂き目を見ている
ケースも少なくないようだ。

日本には古来
【穢れ】と【禊/みそぎ】
という思想がある。

生理のある女性を不浄と見做して
神域へ入ることを禁止したり、
神への奉納が由来である相撲でも
土俵内への女人禁制を
今も貫いている。

本来であれば、
この感染症でも、
14日間の観察期間を経て、
検査で「陰性」となれば
【禊】は済むはずなのである。

ところが、現実には、
下船したり、各地で三次感染した人たちは、
この騒ぎが収束してからも
しばらくは「穢れ人」「忌み人」の
汚名を着せられて、
差別に苦しむことになるかもしれない。

それは、現代では
卒業式・成人式・結婚式・葬式…
といった変節点での「儀式」が形骸化し、
通過儀礼の本質である
象徴的な「死と再生」が
全人的に経験されていないからなのである。

それが、今回のように、
科学的に医学的に
「黒」は「白」になりました、
と公的に保障されても、
【穢れ】が【禊】に至ったとは
受け取れないのである。

これが世界的傾向であるとすれば、
グローバル・スタンダードで
一様に西洋文明化して
同様のテクノロジー生活に依存し、
本来、原始的、宗教的な
「通過儀礼」を喪失した
「ツケ」に他ならない。

自然より来たりしものが、
非自然なるものを
毀損するのは理のような気がする。




カミさんがお奨めの
ミニストップの
『バスク風チーズケーキ・ソフト』を
食べていたら、
なんだか、ビッグバンやら
インフレーションなぞを
連想してしまった。

連日、YouTubeで
『宇宙論』を見過ぎて
すっかり宇宙アタマになってる
せいかもしれない…(笑)。

「真空」というのは
「真」の「空」でカラッポではなく、
粒子と反粒子が
対消滅したり対生成したりしている
「ゆらぎ」の場であることを
最近、やっとイメージできるようになった。

「トンネル効果」など
実験で検証された
量子力学の理論を援用して、
ホーキングなどの超天才たちが
高等数学を駆使して導き出した
「宇宙誕生」の仮説は
現代のスタンダード・モデルであるが、
これは検証不能なので
「真実」であるとは断定できない。

「虚数時間」から
現在のような「実時間」が生じた、
という箇所が未だに
どうイメージしていいのか
腑に落ちていない。




フランスで
ミシュランの星を取った
日本人シェフのドキュメントを視た。

鶏肉と玉子を一皿にドレッセして、
『鳥の一生』と命名したのは、
親子丼の発想じゃねーの、
とツッコミたくなった…(笑)。

しかも、
焼ネギを添えてるので、
「鴨ネギ」の発想だなぁ・・・
とも思った(笑)。
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エハンはん

2020-02-22 08:14:00 | 風景
月・金が学校勤務で、
残りの五日は自宅勤務だが、
学校と自宅との
テンションが違い過ぎて
大丈夫かなぁ・・・と、
時折、心配している。

学校では、
生徒や父兄・教職員らの
人目に晒されているから
かなりのハイ・テンション状態に
ならざるを得ない。

なので、
家に帰ると
明らかに声のトーンは
三度(ミ→ド)くらい下がり、
話しぶりもメリハリがなくなる。

そんなロー・テンションに
毎日付き合わされてる
カミさんも気の毒だが、
さすがに、学校人だから、
人間ストレスの大変さは
理解してくれてるようだ。




毎週のようにY中の
個人連絡ボックスには
封筒のなかにお菓子詰め合わせが
入っており、先生方がそれぞれ
持って来られるものを
お裾分けされているようだ。

なので、
給食後のデザートや
3時のオヤツに事欠いたことがない。

昨日は、さらに、
講演に来られた外部講師が
大きな菓子折りを持参されてきて、
退勤時には「さくら餅」まで
頂いてきた。




Eテレの『奇跡のレッスン』で
字を書く前のウォームアップに、
グルグルと円を描き、
腕を脱力させてから
「点」や「払い」
「直線」を書くといい、
と天才書家の話を聞いたので
さっそく真似してみた。

万年筆は毛筆ほど
腕や体全体を使っては書かないが、
それでも、手首から先を柔軟にさせるべく
ウォーミングアップは
大事なような気がした。



きのうは、
大事なスーツに
虫食い穴を発見したので、
修復セットを持参して
空き時間に繕った。

共布がなかったので、
仕方なく裏地の襟あたりから
小片を切り出して、
裏側からスティック糊と
製本用のコテベラで圧着し、
表地の凹んだ箇所に
繊維の目を合わせて叩くように
糊付けした。

それだけでも、
まったく目立たなく仕上がったが、
帰宅後に、糊が乾いた処で、
表面を繊維方向にていねいに
ブラッシングしてやると、
生地に馴染んで補修跡は
見えなくなった。

これを専門の「かけはぎ」に出すと
5.000円もとられてしまうので、
DIYで習得した補修術である。

スーツは基本、
型崩れするので、
クリーニングには出さず、
ブラッシングしながら、
ローテーションさせて着るものなので、
糊付けした箇所が洗濯して
取れる心配はしなくてもいいから
楽である。

クロークに
虫除け剤をいくら入れても、
年に一つくらいは
喰われてしまう。

その虫自体は
一度も目にしたことのないので、
どうしたものかと悩みのタネでもある。




ホーキング博士の
『最後の論文』のダイジェストを
YouTubeで見ていたら、
「ホログラム宇宙論」について
外人さんが流暢な日本語で
漫談調でレクチャーしているサイトがあり、
ついつい引き込まれて見てしまった。

話の主について
ググッてみたら、
「エハン・デラヴィ」という
スコットランド人(68)で、
日本に15年在住して
日本人と結婚し、
東洋医学を学んで鍼灸師になり、
禅、古武道を学んだという。

現在は、意識の研究家として、
著作、講演をしている。

奥さんは
スピリチュアリストのようである。

神戸女学院や関大で
英語講師をした経歴もあって、
時折、関西弁を交えての話は
ユーモラスで間もよく、
聴いていて面白い。

学際的に「意識」について
勉強したことを、
最新の脳神経学や
量子論なぞも含めて、
さながら池上 彰のような立ち位置で
詳しく分かりやすく解説してくれる。

「エハン塾」と命名して、世界各地で、
ニューサイエンスやスピリチュアリズムの
“伝道師”的な講演活動をして
400本以上YouTubeにアップしている。

その趣旨として
「edutainment/エデュテインメント」
(education+entertainment)を掲げており、
教育的エンターテイメントであり、
《娯楽と教育をかねた話》としているので、
自分のやりたかったことと
方向性が同じで共感を覚えた。

当分、エハンはんに
ハマリそうである(笑)。







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(無題)

2020-02-21 08:11:00 | 風景
二日のオフ日を、
一日は、アレルギー性鼻炎の
養生に過ごし、
昨日は、今日の学校勤務のための
念のための静養日とした。

でも、
何もせんと、
さすがに気が咎めるので、
スコア勉強したり、
YouTubeの宇宙論なぞを眺めて
「インプット」の時間にした。




朝方、隣の寝室から
書斎に入ると、
ちょうど朝日が
東側のお客様用玄関の
階段から射し込んで、
なんだか、ちっと
神々しく感じられた。

前日に、
YouTubeで『臨死体験』のサイトを
見ていたから、死後に見る
「大いなる光」を
連想させたのかもしれない。

同時に、
ズラリと並んだ書架の本やら
楽譜類を一瞥して、
ずいぶん「インプット」もしてきて、
毎朝、ブログ類や自家版著作を
「アウトプット」してるんだから、
オフ日にちっとくらい
ゴロゴロしても「よし」とするか・・・と、
自分に寛容になれた・・・(笑)。

朝一の陽光から、
なんだか啓発、啓蒙されたような
気分だった。

ついでに、
「enlightening」
を英英辞典で調べてみたら、
「giving you more information
and understanding of something」
だそうで、ナルホドなぁ・・・と、
感じた。

我われ生き物すべては、
比喩的でなく
「太陽の子」なのである。

太陽エネルギーにより
植物が水を光分解し、
炭酸同化(光合成)して、
動物はそこから有機物を得て
細胞内でATPという化学エネルギーに
変換している。

聖書のラテン語には
有名な「光」の一句がある。

「Dixitque Deus
"Fiat lux!"
Et facta est lux」

(神は云った。
「光あれ!」
すると光が出来た)

ここから、照度の単位が
「ルクス」となった。

最近では、
量子論での「光子」の性質について
YouTubeで勉強しているが、
二重スリット実験を見ることで
「粒子であり波動である」
という事が
すっかり脳内に定着した。





家の片づけで、
箪笥の奥から
いくつかの賞状筒を見つけて、
中で「小5」で取った
唯一の書展の一枚があった。

重症小児喘息で
小学校1~5年までは、
入院ばかりしていた
少年時代だったので、
ろくろく「字」を習得する
機会が持てなかったし、
書道も習っていなかった。

でも、小5の「書初め」には、
気合を入れて、
筆に魂を込めて
端正な字を書けた感触を
未だに覚えている。

未だに字の下手な人間が
快心の出来だったので、
それで「特選」を貰ったのは
きっと不思議な気分だったのだろう。

なので、賞状を授与された時の
嬉しさは全く覚えていない。

Eテレの録画で見た
『奇跡のレッスン』
「書くことは人生と向き合うこと」で、
中国の書家・熊峰(ユウホウ)師の
興味深い指導で、子どもたちの書く字が
どんどん変化していくのに
驚いてしまった。

中でも、中学の書道部で、
「あんまし部活が楽しくない」
と言っていた女の子が、
ユウホウ師のレッスンを受けて、
手本にそっくりの字を書き
「これは、僕の字だ」
と言われて感激して、
「なんだか、楽しくなってきた」
と喜んでいたのが印象的だった。

同じエピソードを、
PC前に飾ってある
書家の碧水先生の字を見ながら
思い出した。

ある日、先生は
師匠から
「どっちが自分の字か
区別がつかない」
と言われるまでになったという。

それで、
とうとう書の骨法を体得して、
それからは自由な自分流の
独創的な字が書けるようになった、
と仰っておられた。

その先生の貴重な書を
日々、眺めては、
自分も「いい字」が書きたいなぁ・・・と、
心に憧れを抱きながら、
遊び半分で字の練習をしている。




YouTubeでの『宇宙論』が
面白いので、飽きずに、
毎日のように見ている。

今は、ホーキング博士の唱えた
「虚数の時間」について
勉強している処だが、
「i二乗が-1になる」
という虚数の理解からして難解だが、
あちこちから検討してみたら、
なんだかボンヤリと
それを設定する意味が
解かってきたような気がする。

プロの学者が用いてる高等数学は
とうてい理解できないが、
そこから、こういうことが言える、
ということを我々凡人は
総合的に把握して理解するよりない。

それにより、
「宇宙」や「自分」というものが
究極的に理解できるのなら、
やるに値する分野である。

かっこよく言えば、
コスモロジカル・アイデンティティを
確立したいのである。





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情熱大陸

2020-02-20 08:40:00 | 音楽
昨日は、
朝から突然に
クシャミを頻発し、
次いで、鼻水が止まらなくなった。

外にも出てないのに、
急にアレルギー性鼻炎のような
症状を発症して驚いたが、
皮膚科でもらってた抗アレルギー剤と
耳鼻科でもらってた点鼻剤で
なんとか事なきを得た。

毎日、きちんと
花粉症対策の「アレグラ」呑んでるのに
それでもアレルギー性鼻炎が起こることに
なんだか納得がいかなかった。

でも、
坐骨神経痛が和らいだかと思ったら
同じく左側のオシリに
粉瘤(アテローム)ではない
オデキができて腫れあがっている。

手術で除去した
左腰のアテローム跡にも
小さなオデキができてるので、
どーも、カラダの免疫力が
落ちてるのかもしれない。

こんなんで、
「コヴィット19」に罹ったら
重症化になるのかもしれない。




先日、K中のカウンセリングで
不登校の2年生男子に
「何かやってみたいことないの?」
って訊いてみたら、
「ピアノで『情熱大陸』弾いてみたい」
と言う。

言われても、
咄嗟にはメロディーが浮かばず、
「じゃあ、今度、音楽室で教えるから、
やってみれば!?」
と、安請け合いして、
帰宅してからYouTubeで
楽譜付きのシンセ演奏を聴いてみた。

そしたら、
けっこうムズくって、
自分でもやっとこさっとこなので、
ピアノに触ったことない素人には
とても無理だなぁ・・・と、思った。

なので、
イントロや間奏的サビはなくして、
メインテーマだけ
単音でやらせてみることにした。

それには、まず、
自分が弾けないことには、
教えることもできない。

これまで、
所謂、狭義の「音楽療法」とは違って、
ギターや合唱祭の指揮を通して
アートセラピーを採り入れてきた。

音楽の規律性と美しさ、
そして、それへの
アクティヴ・コミットメント
(主体的な関与)自体が、
心を癒し、症状を軽減させるのである。

こんな時、
“歌って踊れる”カウンセラーで
よかったと思う(笑)。

まだ、経験にはない
ピアノ・セラピーだが、
まずは、自分がしっかと
教材研究して、どう教えるか
考えてみたい。






パコの古い曲をやるのに、
73年のオールド・フラメンコギターを
メンテした。

高校合格祝いに
亡き父親が買ってくれた、
日本の手工ギターの嚆矢でもある
「中出阪蔵」のものである。

伝統的フラメンコギター様式の
木製ペグなので、
リュート等の古楽器同様に
コンポジションという
クレヨンのようなもので
滑り具合を調整するのである。

トップには
カットグラスが埋めてあり、
これが、ステージ・ライトを浴びると
チカチカと星状に輝いて、
まことに見栄えがいい。

音の高さを変える
移調器をカポタストと言い、
略して「カポ」と呼ぶ。

これは、イタリア語で
「capo」は「頭/先端」
「tasto」は「指板」のことである。

つまり、「ナット」の事を
意味してるのだろうと思う。

スペイン語では
「セヒージャ(Cejilla)」
と言うが、これも
「ナット」のことである。





近頃、何とはなしに、
突然に「多幸感」を感ずる瞬間があり、
アラ・・・どしたんだろう・・・と、
気持ちよくありながら、
不思議に思ったことがあった。

最近では、多幸感を意味する
「ユーフォリア(Euphoria)」という
アイドル・グループまであるらしい(笑)。

何事かを成し遂げた直後の
陶酔的、絶頂感的なEuphoriaは、
脳内でセロトニンが
大量放出されて起こる精神現象だが、
それほど激しくない
ホノボノとした幸せ気分は、
セロトニンがいい塩梅量に
放出されてるのかもしれない。

抗うつ剤のSSRIという
セロトニン調整剤を
20年も呑んでいるが、
今まで、突然にホノボノ幸せ気分になる、
なんて事はなかった。

双極性障害(躁うつ病)の
「躁期」にもEuphoriaは観られるが、
それには、気分高揚感や充実感、
全能感、多弁・過活動、攻撃性亢進、
などが随伴するので、
それとも違うようだ。

『天使のさえずり』という
ホラー小説では、
脳内に寄生した線虫により
心地よい音とEuphoriaに浸される
という描写があった。

ここまでの生涯を
常々振り返る作業をしているので、
いろんな事が成就してきて、
それに対する満足感が
ホノボノ系の至福感として
前触れもなく湧いたのか・・・。

果たして、
生物的原因なのか
心理的原因なのか、
しばし、経過観察が要りそうだ。

***

オフ日で
所在ない時には、
ヒッキーみたいに
YouTubeサーフィンをしている。

今朝方は、海外のプロによる
1時間ものヴァイオリン製作の
全過程を眺めていたが、
なかなかに見ごたえがあった。

原木を削り出していくうちに
木に秘められた美しさが
徐々に現れてくる場面は、
リューティエ(楽器製作者)として
心に感じるものがあった。

残念ながら、
リュート製作の工程は
世界の誰もが
アップしていない。

もし、自分が最初にアップしたら、
かなり、注目は浴びるだろうなぁ・・・とも、
ふと思い浮かんだ。

我が寝室のクロス柄は、
古楽器用材に合わせて
天上が「バーズアイ・メープル」で、
壁が「カーリー・メープル」である。

今は「別寝」になったが、
かつてカミさんが同衾(どうきん)
していた時は、
「キレイだねぇ・・・」
と感心していた。





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