『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

志らぎく会

2015-01-06 06:47:00 | 風景


昨日は市役所に
一年ぶりに
「復興支援リサイタル」の
後援申請書を取りに行った。

市教委文化課の担当は、
去年と同じ
可愛い女の子で、
こちらを覚えていたのか
ちょっとニコリと笑顔を見せて
対応してくれた。

指輪をしていたので、
人妻になったのかもしれない(笑)。




去年は、
「復興支援リサイタル」開催後、
「自分にできること」の第二弾として、
福島医大に解剖用遺体の
献体手続きを行なった。

カミさんには
自分の葬儀はいらないので、
死んだらすぐに
医大の解剖教室に連絡してほしい、
というリヴィング・ウィルを伝えた。

配偶者として
その同意書にサインした晩は、
眠れずに夜中何度も吐いたというから、
気の毒なことをした。

でも、医大には
子どもの頃、
小児喘息で20回も入院し、
後年は精神科で10年も
勉強させてもらったので、
せめてもの恩返しと思っている。

医大で丁寧に
慰霊祭が行なわれ、
遺骨は1年後に遺族に
返されるという。

死んでから
人のお役に立つのは、
臓器提供か献体しかない。







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やる気

2015-01-05 12:59:00 | ギター
今週の金曜から
学校が始まる。

冬休み中、
たっぷりギターの練習をし、
しっかり痩せようという
計画・目標だったが、
どちらも果たせなかった。

そればかりか、
クリスマス頃から
スイーツを沢山頂いて、
逆に2㎏も正月太りしてしまって
落ち込んでいる。horori

どうも、
永年の習慣で、
学休期間になると
ロンバケ・モードのスイッチが入り、
何かを勤勉に懸命にやる
ということが、し難いことを
今さらながら気付かされた。

昨晩も夕食後に、
(練習しなくちゃなぁ・・・)
と思いつつも、
どうしてもギターを手に取る気になれず、
(あぁ。やる気でないなぁ・・・。
 何やってんだろうなぁ・・・)
と何だか情けなくなった。


それでも、
3,4,5日と
親しい叔母様方宅に
年始に訪れ、
しっかりリサイタルのチラシを
20枚ずつ置いてきて
ご近所・知人への
口コミ依頼をしてきた。

今日も、これから
「仕事始め」の市役所に
後援依頼の申請書を取りに行く。




ギター練習の傍ら、
当日、ロビーでの頒布用に
自伝的『音楽随談』も
自家印刷・製本している。

これも、やる気がでないと
なかなか大変な作業である。

他にも増刷しようと考えている
音楽関係書もあるので、
何とか期日に間に合うように
仕事しなくてはならない。





バロック・リュートと
ルネッサンス・リュートの練習も
まだ十分ではなく、
目標としている『シャコンヌ』の暗譜も
まだ出来ていない。

あと、三ヶ月しかないので
(大丈夫かなぁ・・・)
と、いささか不安も
感じ始めている。

そんな自分を
(大丈夫。ぜったいやれるから・・・)
と、もうひとりの自分が鼓舞しないと
《楽壇ひとり》は
運営していけない。

プロじゃない人間が
リサイタル(独奏会)をやるには、
プレーヤー、音楽監督、
プロモーター、マネージャー、
営業部、広報部、グッズ製作部、
といったすべての業務を
独りで背負う、
一大事業なのである。

こんな「くる楽しい」こと
この上ないことを何故やるのか、
と自問するときがあるが、
答えは「自己実現」と
「復興支援」のための利他的事業
としか言えない。

そういえば、
去年は、これが元で
破門になったっけ。




昨晩は、どうにも
練習する気が出ないので、
仕方ないや、と諦め、
電気毛布でヌクヌクの
ベッドにもぐりこみ、
録り貯めていた映画の中から
『自虐の詩』というのを観た。

カミさんに働かせては
日がな一日遊んでいるヤクザな
ダンナが登場し、
気に入らないとしょっちゅう
チャブ台返しをやらかす(笑)。

ベタな内容で
お涙頂戴もあり、
苦笑いするような作品だったが、
なんだか「自虐」の部分だけが
今の我が身に浸みた。




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実験

2015-01-04 06:19:00 | 趣味
フミ(長男)が
正月に二日ほど帰省してきて、
昨日、帰っていった。

去年、東京に一戸建てを
新築したばかりだから、
今や、自分の城は向こうにある。

奨学金とローンの返済で
ガムシャラに働いているようだが、
「戦士の休息」のように
実家でノンビリして
リセットしていったのだろう。




こちらも昨日から
仕事始めだったが、
暇を見つけては、
相変わらず手芸の
ラペル・ピンバッチなどを
拵えている。

自分の生まれた1957年の
コインをヤフオクで見つけたので、
数百円で2枚落札した。

スペインとポーランドの
現行通貨(グロシ/ペセタ)である。

これらもピンバッチに
仕立ててみた。




かかりつけのクリニックの
待合室にあった
小林正観という人の本を読んでいたら、
聖なる数字「358」(聖書にある)
というのが出ていて、
ネットで検索したら
「お金が貯まった」
とか
「車の燃費がよくなった」
という嘘みたいな体験談があった。

スピリチュアルなことではあるが、
それでは、実験してみようと、
「358」という数字をプリントして
ためしに財布に入れてみたら、
その日に、母親に去年立て替えていた
7.400円を
「年金が入ったので・・・」
と、10.000円にして返してくれた。

もう、やったつもりでいたので、
あらま・・・と、ちょっと驚いた。

そして、また、
カウンセリングの仕事が
飛び込んできた。

なにやら、調子がよ過ぎているが、
これもまた、ユングの言う
シンクロニシティ(共時性)
なのかもしれない。

してみると、
車の燃費実験も
効果が出るかもしれないと、
現在、車体にアクセサリーとして
貼ってある無意味なナンバー・ステッカーを
「358」に変えてみようと
カッティング・シートを
切り抜いてみた。

果たして、結果はいかに・・・(笑)。

(^.^) ワクワク




コンサート3ケ月前なので、
いろいろと楽器のメンテもしている。

メインのクラシックギターの
弦を張り替える折に、
少しだけ弦高を高くしてみようと
文字通り「紙一重」分をカットして
ナットとブリッジに挿入してみた。

試奏してみて
あまり効果がなかったので、
また、元に戻すことにした。




これまで、趣味と副業を兼ねて
二十数本の古楽器を製作して
販売してきたので、
楽器のメンテはお手の物である。

それでも、自分の目指す理想の音を
追求するのには限りがなく、
多種類の弦とのマッチングや
爪の補強硬さなど、
様々な試行錯誤をしているものの
いつもある程度の妥協に留まっている。



「古楽器製作サイト『日々、リューティエ』」
http://www.onyx.dti.ne.jp/~yoko-s/newpage1.htm
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コンサート準備

2015-01-03 08:54:00 | ギター


毎年、恒例の
1年間のブログを
自家製本した。

2004年から始めているので
2014年版で10冊目になる。

これとスケジュール等を記載した
システム・ノートとを合わせると、
ほぼ完璧なデータベース的記録となり
何かと役に立っている。




PCデポで正月特売の
CD-Rを100枚購入してきた。

四月のリサイタルで
ロビーで販売する
昨年のライヴ録音とベスト版CDを
せっせとコピーしては
ラベルを印刷している。




A4チラシも毎日200枚ずつ
プリント・アウトしているので、
紙とインクの補充もした。



昨日は親戚の家に
チラシを置きに行って
あちこちに配布してもらうよう
頼んできた。

今日、明日も親戚巡りして、
月曜日には市教委に
後援依頼の書類を取りに行く。

いよいよ本番3ヶ月前に迫り、
「楽壇ひとり」のマネージャーとしての
広報活動も本格的に始動し、
プレーヤーとしての練習と併行して
少しずつ忙しくなってきた。

それでも、
これが自分にできる
フクシマへの復興支援として
「させて頂く心」の初心を忘れず
有り難くやらせて頂こうと思う。


自宅では、
今日から仕事始めで、
カウンセリングが2件入っている。

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正月とポケチ

2015-01-02 09:08:00 | 音楽


元日の祭事に
お参りさせて頂いた。

この日ばかりは
さすがにどなたも
ハレ着の方が多かったが、
自分も生まれて初めて
胸にポケット・チーフを
挿してみた。

ポケチには
「スリーピークス」や
「パフ」「クラッシュ」「TVホールド」
といったいくつかの形式があることを
『王様の仕立て屋』で知ったが、
初めてで、やはり気恥ずかしいので
控え目な「パフ」にしてみた。

ラペル・バッチも控えめにして、
息子の小学校時代の
学帽の紐止めに付いていた
桜花の紋章にした。

ネクタイが銀糸だったので、
ドレス・ウォッチもそれに合わせ
シルバーとゴールドのメタルにし、
タイネピンとカフリンクスは
フォーマルな黒のオニキスにした。





元日の恒例イヴェントである
ウィーンから生中継の
「ニューイヤー・コンサート」は
もう何十年も観ている。

今年は5回目の
メータの指揮だった。

オケとは53年の永い付き合い
というから、完全に自家薬籠中の
水も漏らさぬ名演であった。



黄金ホールのデコレーションも
毎年の見所だが、今年も
華やか、かつ、エレガントであった。



この舞台に立った唯一の日本人、
マエストロ小澤の超名演は、
永いこと語り草になっている。

そのCDとDVDは
世界的ベストセラーとなり、
かく言う自分も持っている。

最近、ハイビジョン対応の
ブルーレイ版が出たので、
それを買おうかどうか
迷っているところである。




旧版に対して2004年に
アマゾンに投稿したものが、
ベスト・レヴューとして
未だに残っている。


***


「最高のエンターテイメント!! グゥー! (o^-')b」


2004年元旦のアバド指揮ニューイヤー・コンサートを見終わって、
老眼鏡姿で楽譜をペラペラめくり、淡々と指揮するアバドの演奏に
何か物足りなさを感じて、2002年に録画した
小澤のビデオを見直してみた。

全曲暗譜で、しかも踊るような指揮ぶりの小澤の
なんとチャーミングでエレガントな演奏か・・・。
ため息が出た。
繰り返し何度も見て、
翌日にはこのDVDを注文してしまった。

まだ指揮棒を携えていた86年の映像を比較して見たが、
若々しくはあるがどこか振りが硬い。肩が強張っている。

2002年・・・小澤は完全に「全身指揮棒」となった。
まさに心技一体になった見事な指揮である。

長い白髪の一本いっぽんが、拍節に踊る。
ヒラヒラ蝶のごとく艶やかに舞う手の平。
雄弁に語る指先。
お茶目な流し目から、一転して鋭い眼光を効かす。
時に、オケを完全にドライブし、また時に存分に歌わす。
その勘所の冴えは見事である。

時折、叙情的な旋律に目を細める様は、
まるでスターウォーズの
老賢者ヨーダのようにも見えて微笑ましかった。

ウィンナ・ワルツ独特の微妙な拍節を、
小澤はカラダを瞬間停止させることによって表現している。
その様が映像でよくわかる。

『エリーゼ・ポルカ』で、諸手を広げフィナーレを閉める様は、
さながら師匠のカラヤンを彷彿させた。

『こうもり序曲』は見事な名演である。
会場からブラボー! が飛び交う。

お約束の『ラデッキー行進曲』は圧巻である。
あたかも、小澤がオケと聴衆の全軍を率いて
行進している軍神マルスのように見えた。

最後はスタンディング・オベーション!!
紳士・淑女といった装いの観客がみな上気した顔で、
嬉々として拍手喝采を贈っている。

このDVDには「大人の贅沢な楽しみ」が
密に詰まっている。


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