昨日は
XiangLe中国茶サロンの振替え日。
世間はGW真っ只中だけれど、これと言ったお出かけもない私には、ちょうどいいリフレッシュタイムだ。
昨日のお茶は
蒙頂石花 (四川省) 写真左
蒙頂翠竹 (四川省)
雲南毛峰 (雲南省) 写真右
高山烏龍茶 (台湾)
ちるさんが第一回目のサロンで飲んだものとだいたい同じかと。
火曜日に龍井と碧螺春を飲んだばかりなので、皆が四川省のお茶の出来の良さを語っていた理由が実感できた。
サロンのお茶で判断するなら、今年は四川省が買い、だね。
でも「蒙頂石花」なんて、一般ではなかなか買えないものな~~。
「蒙頂茶」は昔から名茶として知られ、四川省名山県の蒙山地域で作られている。
蒙山は「上清」「玉女」「井泉」「菱角」「甘露」の五峰からなり、上清が中心に位置する。
『緑茶の世界』(松下智著)によれば、「上清は標高1,440メートルの山で、山頂に大きな苔むした岩があり、
その岩の割れめに茶の木が自生していて、その名も「蒙頂石花」と呼ばれる超貴重なる茶とされている」とある。
中国でも「蒙頂甘露」「蒙頂黄芽」よりもグレードの高いお茶とされているらしい。
龍井に似てへん平に仕上げられており、ふわりとした香りと味が心地よい、すっきりとした飲み口のお茶だ。
「蒙頂翠竹」は「蒙頂石花」と同じへん平形のお茶だが、味はもう少し甘い感じ。
比較的新しいブランドのようだが、味は「蒙頂甘露」と「石花」の中間点からちょっと「石花」寄りといったコンセプトか。
「雲南毛峰」は白毫が美しく、緑茶らしい青さの中にほのかに柑橘系の香りがある。
ボディがしっかりしているお茶なので茶葉を心持ち少なめにして高温で手早く淹れると緑茶らしい渋みと甘みを楽しめる。
茶葉の様子の変化を楽しむならグラスで少し低温にして淹れてもいいかも。
最後の高山烏龍茶は3月に摘んだ新茶。甘くとろみがある。
言われるまでは気付かなかったが、金萱種とのこと。
そう言えばかすかに乳香を感じたりもする。でも飽きの来ない香り立ち。
市販されている乳香の強い金萱とは育て方にちょっとした違いがあるらしい。
余談だが、今月発売の『家庭画報』に工藤先生とあの
ピューターのティーポットの写真が掲載されている。
もう既に読者の方からどこで買えるのかと編集部へ問い合わせがあったそうだ。私も欲しいぞ、と。