神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

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テーブルマスター@フリースタイル品茶会 

2012-07-11 | お茶会
飲み手としてのレポートに続き、こちらでは淹れ手としての感想と記録を。

まずはフリースタイル品茶会へご参加の皆さま、ありがとうございました。
初めてのイベントで、テーブルマスターとして不慣れな面も多々ありましたことをお詫び申し上げます。

そして運営のあるきちさん、湯沸かし隊スタッフの皆さま、テーブルマスターの皆さま、
大変お世話になりました。ありがとうございました。

第1部B席のテーブルマスターを一緒に手伝ってくださったうらりんさん、ありがとう!
設えを全てお任せしてしまいましたが、心地よい空間を作ってくださって助かりました。



Facebookで今回のフリースタイル品茶会企画について知ったとき、
面白そうだから「テーブルマスターやります」ってついつい書き込んでしまった私。
後でよーく考えて、
え、大丈夫!?茶葉もたくさん必要だし、マニアックなお客さん多そうだし、マスターなんてできるだろうか?
と、向こう見ずな自分にちょっとダメ出ししておりました。

でも手元に茶農さんこと徳田さんから譲っていただいた鳳凰単ソウがだいぶ集まっていて、
以前から実験的な飲み比べをやってみたいと思ってはいたんですよね。
教室ではたまに飲み比べをすることもありますが、なかなかたくさんの種類を系統立ててはできませんし、
家で一人で飲むよりも大勢であれこれやり取りしながら飲み比べた方が新しい発見もありそうだし、
いいチャンスかもと前向きに考えることしました。

とは言え、前の週に茶会があったので、実質的な準備ができたのはそれが終わってからの一週間だけ。
その間は毎日単ソウを飲み続けましたよ。
知識的なことも徳田さんに確認したり、中国で出版されている単ソウの書籍をひっくり返したり。
(徳田さん、旅行先までメールしちゃってスミマセン、丁寧なお返事ありがとうございました。)
付け焼き刃な感は否めませんが、今更ながら単ソウについての知識を整理できたのは自分にとってもプラスかも。



そして、当日のラインナップはこんな感じにしました。
全てウートン山の同じ生産農家さんの鳳凰単ソウです。

1st Leg(最初の45分)
蜜蘭香2009、黄枝香2010、芝蘭香2009

2nd Leg(次の45分)
黄枝香 2007、2008、2009、2010、2012毛茶

Free Time(最後の1時間)
1.八仙2009、老ソウ水仙2009、貢品2009
2.兄弟2009、宋種蜜蘭香2009、野生2010

1st Legでは日本で比較的ポピュラーな蜜蘭香、個人的にイチオシの黄枝香、ちょっとわかりにくいけれど通好みの芝蘭香の飲み比べを。
イメージとしては蜜蘭香はフルーティ、黄枝香はフラワリー、芝蘭香は大人の香り、なんですが、皆さんの感想はどうだったでしょう。
黄枝香は生産年の違いも若干あるのか、スロースターターでしたが、後半クチナシのような香りが出て来ていました。

2nd Legでは黄枝香の経年変化の飲み比べをしました。
これはかなり面白い実験だったと思います。
生産者が同じ茶葉をこれだけ揃えられる機会もなかなかありません。
何と一番人気は2007年。香り立ちもよく、飲みやすくて美味しい!
二番人気は2009年。単ソウは3年くらいたつとやっと飲み頃になるという感じですね。
この時は、保管はどうすればいいでしょう?と言う質問が多かったです。

最後のFree Timeでは、勢いでレア品種もガンガン出してしまいました(笑)。
いつもなら茶会のラストに主役としてお出しする茶葉ばかり。
茶会の時は茶葉の個性に合わせて淹れ方を変えたり一緒に合わせる茶譜や茶請けも吟味します。
今回は品茶会ですから淹れ方は均等に一斉にジャバジャバと。
それでもさすがに上質の茶葉、上品な香り立ちで渋みもなく美味しさが出ていました。
どれも個性がありましたが、貢品、兄弟、野生などが特に人気でした。


反省点もいろいろ。
まずは1st Legでは勝手が分からず、かなり焦って早足で進めてしまいました。
次から次へお茶が出てくるので、飲み手の方々は息切れされたのではないでしょうか?
説明や質疑応答もあまり余裕がなかったかなと思います。

飲み比べは他に2セットほど用意していたのですが、結局出さずじまいでした。
でも、時間的には1セットをゆったりやるほうがいいみたいです。
単ソウは煎がききますし、後の方から個性が出る茶葉もあるので、
45分を有効に、余裕を持って使うことを考えるべきだったな、と。
まうぞうさんテーブルのようにクイズなどのエンターテインメントを取り入れるのはいいですね。
次回機会があれば、ちゃんと1セットの構成を考えて臨みたいと思います。

改善点はたくさんありますが、
中国茶を学び始めた頃、いろいろなお茶を飲んでみたくて
品茶形式の茶会に参加したり、友人と飲み比べ会を開いたりしたことを思い出しました。
最近は教室や茶会に追われてお茶そのものへの探求心が少し薄くなっていた気がします。
お道具や設えや茶請けや茶藝も大切な要素ですが、
やはりお茶と真摯に向き合う姿勢は忘れたくないものです。
いい経験をさせていただきました。
非常感謝!


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